セイレーンさんとお友達計画実行ですよ。1
お昼頃の時間帯になって、レオンハルト様の手伝いに行こうと席を立ち上がったとき
同級生の女性がわたくしの所に来て
「ブリアーナさん、アスカルトさんが貴女を呼んでるんだけど、どうする。」
と尋ねられてしまい、ん? はい!? と間抜けな声が出てしまいました。
わたくしは教室の前側の扉を伺い見ると、セイレーンさんが愛嬌のある笑顔で手を振っています。
なにゆえに機嫌が宜しいの?
なにゆえにわたくしの教室を知っていますの?
なにゆえにここに貴女がわたくしを呼んでいますのです!!
ハッこれは、セイレーンさんなりの牽制のお呼び出しという奴ですわね。
どういたしましょう、わたくしは彼女への争い事をするきはありませんわ
どちらかと言えば、仲良くなって······
なるほど、これはわたくしにとっての神様からのチャンスなのですね。
フフフ、わたくしったら動揺し過ぎだったかも、せっかく彼女がご機嫌なのですもの
計画の初めであり大事な謝罪のあとの、お友達計画実行ですわ!
わたくしはニヤニヤする笑みの口元を手で隠し、同級生の女性に了承した旨を伝えて女性が彼女のもとへ行き
伝えてくれたようで、にっこり笑顔が返されました。
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廊下に出てわたくしが来ると、セイレーンさんが愛嬌のある笑顔で
「来てくださって嬉しく思います。」
と淑女の礼をされて、わたくしはコホンと緊張した気持ちを落ち着かせる。
まずは謝罪よ、ガンバレわたくし!!
「いいえ、セイレーンさんがわざわざ足を運んで下さったのですもの。えっと···気にしていなくてよ。」
こら! 何を意地はってますの、それでは前と同じようではないの
バカバカバカバカ、お友達計画実行がパアになるではないの!!
よし、ここは深呼吸よ、すーはーすーは、よし、落ち着きました。
「····ぷっはははっ···!!!」
「なっなんですの、急に笑うなど失礼でしてよ。」
「す、すみ、すみません。あまりにもヒルメリア様が一人百面相をしていらしてたので、つい可愛いと。」
ボンッと音がするほどに恥ずかしいのと、セイレーンさんから可愛いとか言われ、バカにされているわけではなく、本心からの言葉に何故か感じて、オロオロしては両手で赤くなる顔を隠した。
「かかかから、からかわないで、くくくださいませ!!!」
プイッと顔を隠したまま、動揺で素の自分で文句を言えば、少しの間を開けて、彼女が近づきわたくしの耳の近くで「本心です、ヒルメリア様は可愛いですよ。」と告げて離れた。
妙に女性なのに色っぽい声音で、余計に赤くなるが、ここで言い返せねば駄目だと己れを叱咤する。
「ところでわたくしに用ではなかったのでは?」
「チェッ、もう少しだったのに、まあいいか今日のところは。」
「え?」
「ふふ、何でもありませんわ。用とはヒルメリア様と一緒に生徒会に行こうかと思い向かえにきたのです。」
「え? セイレーンさんも同じ案件ですの?」




