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閑話 凹むレオンハルトと思い込みが激しいヒルメリア嬢 《ハーゼンロイ視点》

ブックマークありがとうございます。

「それで···お前はさあー何をしょげてるわけ、見てて苛つくんだけど。」

「苛つくんなら、見るな。」


フンッとレオンハルトがベッドに横になって拗ねてしまう、いやいやお前さあ同室だから目につくから

どうもこんばんは俺ことノースヴィルス・ハーゼンロイです。

こいつとは幼少期より友人として側にいることが多く、いまでは親友の仲だったりする。


するのだがレオンハルトとセイレーン嬢の計画により、ヒルメリア嬢の本心と嫉妬心を出そう! の企画は成功して、少し前までご機嫌だったくせに俺がいない間に、ここまで拗ねる要因がわからない。


部屋に戻るなりずーっと今の状態だし、じーっと俺に視線を寄越して構って欲しそうに見るから聞いたんだが

素直に話さんし俺にどうしろって感じだ。

もうほっとくか、面倒臭いし。だがなあーうーん。


「どうせヒルメリア嬢のことが要因なんだろうなあ。」


ボソリと独り言が溢れると、ベッドに拗ねているレオンハルトがピクピクと反応してた。

あーやっぱり、レオンハルトが凹む原因は彼女かよ。


「しょうがないな、まったく···レオンハルト何かあったんだろう相談に乗ってやるから話せよ。」

「······ヒルメリアに嫌いだって言われた、私は彼女に嫌なことをしたのだろうか。」

「いやいや···それいつものことじゃん、だいたい嫌われるような事はしてると思うぞお前。」

「···何処だ何処に嫌われるような要因がある!!」


ガバッと起き上がり焦りながらの瞳は悲しげで、捨て犬のようだ。


「お前さあ···もともとセイレーン嬢と結託して付き合ったふりしてたやんか、そんで計画は成就した。

······で、お前は彼女の表情が緩和され感情が表に出てストーカーのようにアピールしたよな。

さてここで問題です。レオンハルトはいつ本人にセイレーン嬢と付き合ってたのが嘘だったとはなしたのでしょうか?」

「·········話してもいないし誤解を解いてない。」

「はい、正解!!」


嫌われるような要因など、それ以外の原因など有り得ないんだよ。

どうせヒルメリア嬢はレオンハルトとセイレーン嬢が付き合ってるくせに自分に優しくされる原因が理解出来なかった可能性があったと考えられる。

それにヒルメリア嬢は開き直りと思い込みが激しいと俺は知ってるからな。


レオンハルトの奴は俺の返答に対して重要視してなかった指摘に打ちのめされ酷くショックを受けていた。


「で、どうすんだ。いくら周囲の誤解を解いても、ヒルメリア嬢の誤解は···そういうに解けないぞ性格的に。」

「············そうだった、ヒルメリア嬢って思い込むと頑固で折れるの···難しいかったんだ。ヤバいヤバいぞ。どいしたら···あ、そうだ諦める必要はないかもしれん。」


ニヤリと悪い笑みを浮かべるレオンハルトに、俺は嫌な予感が過り声をかけようとしたが

レオンハルトが無駄に元気を取り戻して感謝の言葉を言われてしまえば、まあいっかと思えた。

どうせ後でしっぺ返しを食らうのはレオンハルトだし、面倒臭いからいいかと結論付けた。


ただし俺がこの時に注意しておけば、もっと面倒臭いことにならなかったと後悔することに

なるなんて、このときの俺は知るよしもなかった。

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