話が噛み合わない親友とわたくし
ブックマークございます。
主人公のヒルメリアが暴走気味です。
枕に突っ伏して己れの恥を隠すべく顔を隠しグリグリと身悶える。
「なーに···身悶えてるの。自分の世界に浸ってたからって、さっきの百面相は消えないわよ。」
ミカエルの言葉は確かに正しいわよ、そんなのわかってるもん。
だけどだけど、親しい友人に醜態をさらす程の事を口から無意識に出した可能性もあるし、独り言を聞かれてしまったかもと思うと羞恥しかないんですもの。
「······わかってるもん。わかってるけど···ミカエルに見られるなんて、恥ずかしいの。」
「おやおや···何が恥ずかしいのかしら。」
「···あんたが色々と知っているからよ。」
「プククク、たーしかに知っているわね、ヒメちゃんがレオンハルト様をどれだけ尊敬し、好きだったとか。あとちょっと仕草にキュンとして眠れずに、あーんな失敗したとか、他にも······。」
「わーわー、それ以上言わないで、黒歴史なんだから!!」
「ほうー黒歴史になったんだ、いまでも好きなくせに。」
「···うぐっ···。」
ミカエルの言葉攻撃に、徐々に羞恥というダメージを受けて
反撃するもクリティカルヒットがわたくしの中にある部分を刺激したせいで言葉に詰まる。
本心はレオンハルト様の事を好きだって気持ちは過ぎ去ってはいないかもとは思う。
でも···現実には、あんな断罪をされたのよ。
それも身体を密着させて、俺達は熱々のラブラブだって感じで恋人同士イチャイチャいて見せびらかしてさ。
そんなにラブラブしたかったら他所でやれよって思うんだよね。
ああーわたくしったら、こんな人達に振り回されたんだって勝手に冷めたもの。
ふふ時間の浪費だったわ、うん大丈夫···レオンハルト様は好きでも恋じゃないわ。
ただの気のせい、うんうん。
「大丈夫、レオンハルト様とは必ず婚約破棄を申し上げて貰い勝ちますわ!」
わたくしは起き上がり、ギュッと力を込めて宣言した。
「···あんたさあー勝手に別思考に走る癖どうにかしたら。」
呆れたような口調でミカエルに言われて、あれ? 何で呆れられてるの? と疑問を持つ
確かミカエルから、からかわれてレオンハルト様の事を好きなんでしょうって言われてたけど、気のせいよ。
「良くわかんないけど、今後の計画は上手くいくから心配ないわ。」
「いや···だから、現実逃避するなと。」
「ふふん見てなさい、レオンハルト様···彼女さんの為に上手くいかせてさしあげますわ。」
「え!? あんた何するきなの······って聞いてないし、おーい戻っておいでヒメちゃん。」
ミカエルが何やら声援を送ってくれているようだし、頑張りますわ。




