応援しますわ、全力で!
ブックマークありがとうございます。
試食を食べ終わったあとにアンケート用紙に味や感想、今後どのようなことをすれば売れるかの意見を書き
マティアス様に渡しますと、受け取るなり目を通して不敵に笑みを浮かべ感謝された。
「貴重な意見いたみいる。」
「いえ、毎度のことですし、わたくしも新作ケーキを食べれて逆に感謝しますわ。」
「そうか、ならばお互いに利益があったことでよいか。」
わたくしが頷けば、マティアス様フッと笑んでから伝票を持ち立ち上がる
「送ろう。」
「え、いいです。外も暗くないですし、これくらい大丈夫です。」
「···いや、いくらそうであろうと、俺の矜持が許さんのだ送るぐらいさせろ。」
真っ直ぐに見下ろされて、このかたは変に紳士然なところがあったことを思い出し
拒否っても口じゃ負けるのがわかっているため頷きました。
会計をマテアス様が終わらせたあとに店を出ますと、まだ行列があったのを驚きつつも通りすがり
街中を歩きます。マティアス様が他愛もない会話をしている中あれっと気づく
通りのオープンカフェにレオンハルト様と彼女がいるのを見かけました。
互いに見つめあいながら会話してた光景は、やはり仲が良さげでチクッと胸が痛み
無意識にマティアス様の袖を掴んでいた。
そんなわたくしの様子に気づいたのか、視線の先を辿るように見ていたマティアス様は
「あの馬鹿なにしてんだよ。」と呟き、わたくしの手を掴まれ感触に驚いた矢先、グイッと引っ張られました。
「え!? あ、あの、マティアス様···ど、どうしたんです!!」
「腹立つから、ちょっとこのまま付き合え!」
でも、何で! と言ったのですが、無言でグイグイと引っ張って行くものだから、抵抗出来ず連れて行かれたのでした。
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突き進んだ目的地は公園の場所で、わたくしとマティアス様は何故か仲良くベンチに少しの距離感を保ちながら座っております。そしてマティアス様は先程のレオンハルト様と彼女を見た瞬間により不機嫌で
足組みをしたまま苛立ったいるのでした。
ちょっと怖いんですが、っていうか何でマティアス様は怒っているのかしら。
それに怒ってる理由がわからなくて、話しかけるなオーラを醸し出されて居心地悪いですわ。
一人で苛立つだけなら、わたくしを巻き込ませずいてほしい
まあ、でもあの場所から離れられたことは感謝しますけどね。
「おい、ヒルメリア嬢聞いてんのか!?」
「え、あっ···声かけてたんですか、気付きませんでしたわ。」
「······まあいい、もう一度言ってやる。セイレーン嬢とレオンハルトは付き合ってないからな。」
「へ? そんなことありませんわ、セイレーン···彼女に直接聞きましたし、レオンハルト様だって認めてましたもの。だから気を使わなくても大丈夫です、もうレオンハルト様への気持ちなんて冷めてますもの。」
「それにさっさと婚約破棄して、無駄に過ごした時間を取り戻しスローライフを満喫する夢があるんで、大丈夫なのです、だから全力で二人がくっつくのを応援しますわ。」
握り拳を作り熱弁しましたら、マティアス様は何故か項垂れ顔に手を当て深い溜め息を吐かれました。
「このままが好ましいのか、いや···しかし···。」
「マティアス様、あの···ところでいつまで手を掴めれてるのでしょうか?」
片方の手を握られてるのを、ついマティアス様がキュッと力を入れられたせいで握られてることを思い出したんだよね、別に恥ずかしいからじゃないんだからね。
こ、こんな公園で二人っきりで手を握られてるから誤解をせれたらマティアス様が困るからだもん。
ジッと心の中で言い訳してたましたら、何故かプッと笑われてしまい。
「離すの勿体無いから、もう少しこのままでいようか。」
「へ!?」
「おや、顔が赤くなって可愛いぞ。」
「な、な、なにを~~~!! からわないでくださいませ、わたくしは可愛いなどありえませんわ。」
「···そうかな、俺は可愛いと思うけど。」
「マティアス様の目は節穴のなでは。」
「節穴ねえ、俺は嘘が嫌いなんだが、まあいいか。これはこれで楽しいしな。」
フッと笑い、わたくしの握ってる手を引き寄せマティアス様の口元に当てた。
チュッと軽いリップ音と同時に離されて、わたくしは固まり
いまされあことを俊巡したあと、徐々に顔が熱を持ちワナワナと震えた。
「なななに、なにしやがりますんですのーーーー!!!」
「ほら、こんなことしたら照れて可愛いだろ。」
「なっ!! からからわれ····からかって、遊ばないでください。もう、かえります!」
わたくしは何とも腹立つ気持ちで立ち上がったら、マティアス様は笑いながらも
さっき送るって言ったことは覆す気はないと宣言され、嫌々ながらも寮の前まで送って頂いたのでした。
主人公の誤解を解かない限り恋愛できないぞ、レオンハルト君(^○^)




