前へ目次 次へ 6/34 そらが暗くなって 「そらが暗くなって」 そらが暗くなった。 街灯もないこの道をわたしは歩いている。 ビルも、コンビニもないこの道を…… 空が暗くなった。 光もないこの道をわたしは知っている 秋風が、少しずつ冷たくなっていく。 天(そら)が暗くなった 風が何度も吹きぬける 秋の夜は、風は自由だ さえぎるものなどなにもない。 そらが明るくなった。 冷たさとは別のぬくもりがわたしを包んだ。 わたしは、風のようになりたい。 強く自由な風になりたい。