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原風景

 いつもの田舎道を通る。

 車が一台しか通ることができない道を、私は走り抜ける。

 この時期はちょうど田植えが終わった時期だ。


 田んぼには水があふれ、緑の草が揺れている。この草が、人間の糧になるなんて普通は思わないだろう。

 そして、強い風が吹いた。水は波しぶきを立てながら、順々に草を揺らしていく。同時に夕日を反射させた。


 いつもの光景だ。

 人間が日常を忘れてしまった世界で、自然ははじまりを繰り返す。


 そして、世界は周っていく。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 稲の香りがしそうです。 非日常の日常に疲弊中なので、原風景、心に沁みました。 ちょっと帰りたいかも。 帰れないと思うと急に。 ありがとうございました。
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