前へ目次 次へ 31/34 時の流れ いつものように、私は人間たちの様子を観察する。 人間たちは、またなにかを作っている。私から見れば、わずかな人生でしかない彼らは、何かを作り上げようとしている。 だが、彼らが作る物もまた有限。 永遠を目指す彼らも、また、永遠を求めるために作られたものも、彼らが住んでいる世界ですらまた、有限なのだ。 そして、彼らを見つめる私ですら、限界はある。 運命に抗おうとする彼らと、すべてを受容する私。 はたして、どちらが幸せなのだろうか?