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酷暑

外を歩く

夜中の田園は、蒸し暑く、肌にはスッと、虫や草が当たる

世界は、生命の息吹に包まれて、わたしのからだを燃やしていく


外を歩く

こんな、暑いだけの世界なのに、人間以外の世界は、こんなにも喜びに満ちている

ひとは、本当に矮小な存在なんだと気づく


外を歩く

カエルの合唱は、歌のようにきれいではなくて、ただただ、力強い

わたしは、そんな小動物の力強さにただただ、憧れる


外を歩く

外を歩く

外を歩く


生きていこうとする生物の熱意は、また体温を上げていく

そして、私は道を歩む

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