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真っ暗なあさ/夢の国からの帰り道
「真っ暗なあさ」
いまは、朝なのにまっくらだ
まるで、夜みたいだ
いや、夜よりも静かだ
ひとも車も、ここにはなにもない
田んぼは、まるで大地のように
川は、まるでブラックホールのように
わたしをすいよせてくる
すこしずつ、東の空がオレンジ色にかわる
時間がもどっていく
そして、新しい日常がうまれた
「夢の国からの帰り道」
夢の国にいってきた
そこは、笑顔と光にあふれている
わたしが住んでいる場所よりも、ひとが多いその場所は
輝くほどに色づいている
そして、帰り道
駅から車に乗った私はまどから外を見る
そこには静寂しかない
光はどこかに消え失せ、すれ違う車のランプだけが
唯一つの光源
蓮畑の水が、月の灯りを反射している
夢がさめた瞬間だった
そして、新しい日常が終わった




