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第四話 花火の夜に

    こころコ 第四話 花火の夜に



 ミーーーーンミンミーーーー・・・

 「ほにゃららなわけで、ほにゃららですから、ほにゃららなわけです。」

 (この夏休みの過ごし方とか言う校長のありがたーーーい解説を聞くと待ちに待った夏休みなわけだが、かれこれ二、三十分くらいぶっ続けで話して校長に「暇なんですか」と問いたくなるのは俺だけではないだろう。しかし、あの事件以来なにもなく、アヴィスもいつも通りのほほんとしている。はっきり言って平和そのものだ。)

 「・・・・・ではこれくらいで校長からのお話を終わります。」

 (おっ!やっと終わったらしい。これでやっと夏休みが・・・・)

 「教頭からも一言だけ。」

 (来ねぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!・・・この一言が一言じゃなく、一,二十分にもなんだよなぁ・・・・ハァ・・・。)

ため息を吐きながらも八志智はただひたすらと夏休みを待つのだった。



 ざわざわざわざわ・・・・・

 「やっと終わったぁ・・・アヴィス、さっさとかえるぞ。」

教室で帰りの支度を済ませ、アヴィスの机の近くまで行き、だるそうに八志智は言った。

 「りょぉーかーい。」

八志智とは反対にアヴィスは元気良く返事をした。

 ダダダダダダダダッ!!

 ガシィィッ!!

 「アーーーヴィッスちゃーーーーん!着物は萌え要素よぉーーーーーー!!」

奈留がアヴィスを後ろから抱きながら、顔を頬擦りして言った。いつも通りのハイテンションだ。

 「・・・・・言ってる意味が分かんねぇんだけど・・・?」

八志智が苦笑いで言った。

 「今週の土曜日に神社でお祭りがあるの!もちろん打ち上げ花火付き!!だから、アヴィスと永山君を誘ってんの!状況理解できた?」

 (誘ってたのか!!とてもそういう状況には見えなかったんだが・・・・。)

 スッ・・・・・・

鈴が帰りの支度を済ませ、席を立った。

 「・・・・・・さよなら。」

 (いつも通りの冷たい言い方だ。でも挨拶をするようになっただけでも進歩である。)

 ガシッ!

 ?

 「ちょぉぉっと待ったぁぁぁぁぁ!!」

奈留が鈴のスカートを掴んだ。鈴は状況が理解できないような、迷惑がっているような、むしろ無表情のような顔をした。

 「・・・・分かりました。待ちます。」

 (なんじゃそりゃあーーー!!答え方明らかにおかしいだろ!いや、合ってはいるのだが、何かが違うぞ!絶対違うぞ!!)

八志智はつっこみたい気持ちを必死にこらえた。

 「実はずーーーっと思ってたんだけど・・・・あなた・・・・・・・・・・・」

奈留は深刻そうな表情で鈴を見た。

 (一体何なんだ?言いにくいことなのか??)

 「はっきり言って・・・・」

 (ハッ!!・・・・・もしや菊池は雛菊にケンカを売ろうとしているのか?!止めなければ!!)

 「あ、あのさ、その話は後に・・・。」

 ギラッ!

 「永山君は黙ってて・・・・。」

奈留はすごい剣幕で八志智を睨んだ。

 (ヒィッ!いつもの菊池じゃねぇ!!)

 「改めて言わせてもらうけど、あなたって・・・」

 ゴクリッ

八志智は唾を飲んで耳を傾けた。

 「萌えキャラじゃない??」

 ・・・・・・・・・・・・・・

周りが一気に氷ついたかのように沈黙が漂った。

 「沈黙、冷静、秀才OK!髪の毛の色、赤、OK!体格、OK!」

奈留がいきなり指差し確認し始めた。

 「うん、やっぱりあなた萌えキャラだわ!!」

左手を腰にやり、満足気に奈留は言った。

 「アヴィスちゃんと仲良いみたいだし、アヴィスちゃんの友達はあたしの友達!!ってことで、あなたもお祭り来ない?」

奈留はスマイルで言った。

 「・・・・・・・・いいですけど、その前にスカート放してくれませんか?」

よく見ると奈留はまだ右手でスカート掴んだままだった。

 「・・・・・・あははっ私ったらおませさん!」

 パサッ・・・

奈留はスカートをやっと開放した。

 「で、何時にどこへ行けばいいんですか?」

鈴は常に冷静だ。

 「んじゃ、土曜日、神社の入り口で6時集合ね!あ、アヴィスちゃんと永山君は着物貸してあげるから私ん家に5時に着てね!んじゃ、今日私忙しいからバイバーイ!!」

奈留は相手の都合も聞かず押し付け、帰って行ってしまった。

 「バイバーーイ!!」

アヴィスだけが大きく手を振った。

 「まだ行くとも言ってないんだが・・・・。」

八志智はあきれて独り言を言った。



   〜土曜日〜

八志智とアヴィスは言われたとおり奈留の家に向かった。

 ピンポーン♪

 「ハーイ!」

チャイムを鳴らすと奈留の声がした。

 ガチャッ

 「待ってたのよぉ!さ、入って入って!」

リビングに着くと三夫と未来がいた。どうやら漫研全員お祭りに誘われたらしい。

 「部屋に行って浴衣取ってくるねぇ!」

奈留が部屋を出て行った。

 ダダダダダダダダッ

 「取ってきたYOー!!」

 (早ッ!!つかそのYO−はなんだ?そのYO−は?!)

 「じゃーーーん!見て見て、我が漫研部員全員の浴衣を私が作ったのよぉ!!カッワユイでしょぉ!」

 「おお!・・・・・・えっ?・・・」

みんなが驚いたかと思うと次の瞬間、異様な空気が漂った。

 「・・・・まさかこの赤、青、緑、黄色、ピンクって・・・レンジャーもの意識してないか・・・?」

八志智が苦笑いで聞いた。

 「あら、さすが永山君ね!その通りよ!ちなみに私がレッド!!部長だからね!!フッフッフッ・・・。んで、もちろんアヴィスちゃんがピンク!!うちのマスコットキャラだからね!」

 「アヴィスピンクだぁーーーー!!」

アヴィスはすごく喜んでいる。

 「そして、未来ちゃんはブルー!!頭良さそうだし、私の秘書だからね!!」

 (・・・・良さそうだしって・・・・・。)

未来は心の中でつっこんだ。

 「柳葉君はイエロー!!なんか将来、太りそうだから!!」

 「それはヒドイですよぉ・・・・。」

少し泣きそうになりながら三夫は言った。

 「あははっ!気にするな!最後に永山君がグリーン!!この色しか残ってなかったから・・・。」

 「余りかよ!!」

八志智が激しくつっこんだ。

 「じゃあ男子はここで着付けてて、女子は私の部屋で着付けるから。」

そういうと奈留たちは部屋を出て行った。

 


 「ジャジャーーーン!!着付け終了しましたぁ!!やっぱアヴィスちゃんはピンクよねぇ!」

奈留が目を輝かせながら言った。

 「でも、なんでアヴィスだけ金魚柄なんだ?他のみんなは柄なんてないのに・・・?」

八志智が不思議そうに言った。

 「・・・・・そりゃあ、キャラ的にでしょ!!」

 「・・・・・・・・・・・」

奈留が冷静に言った。そのせいか、みんな静まり返ってしまった。

 「コホンッ・・・そんなことより、お祭りにレッツゴーーー!!」

奈留は右手を高く突き上げた。



 「そういえば、リンのゆかた、なにいろかな?」

祭りに向かう途中、アヴィスが言った。

 「そりゃあ、白か黒かシルバーに決まってるでしょ!」

奈留が自信満々で言った。

 「白と黒は着てそうだけど、なんでシルバー?」

八志智が根拠を聞いた。

 「ばっかねぇ、レンジャーものの6人目といえば白、黒、シルバーと相場が決まってんのよ!ちなみに私はシルバーが好き!!」

 「・・・・・聞いた自分が馬鹿だった・・・。」

八志智が奈留の馬鹿さ加減を再確認した。

 「あ!・・・・リンだぁ!!」

アヴィスが神社の入り口に向かって手を振った。

 「えっ!どこ?白、黒、それともシルバー?!」

奈留は目を凝らして入り口の方を見た。


 紫!!


 ダンッダンッダンッ・・・

奈留が拳を地面に叩きつけ、悔しがっている。

 「あの、どうかしましたか?」

鈴が状況を把握しきれなかったらしい。当たり前だが。

 「ううん、なんでもないよ。」

アヴィスが苦笑いで答えた。



 「わぁっ!すっごーーーーい!!」

アヴィスが夜店を見て興奮している。

 「まぁ、一応レンジャーに紫はいるわ!ここはポジティブに考えましょうっ!!」

まだ奈留はレンジャーにこだわっているようだ。

 「まだ花火まで時間あるし、遊ぼうぜ!」

八志智がケータイの時計を確認しながら言った。

 グルンッッッ!?

 「うぉっしゃーーー!!金魚すくいやりにいくぞ!!」

 ダダダダダダダダッ・・・

ビスが勢いよく走り出した。

 「ちょっと待ってよう!」

奈留たちは追いかけた。

 「八志智ー、金払っとけーーー!!」

金魚すくいをもう始めようとしている。

 「このでっかいのとってやる!!でぃやーー!!」

 バリッ・・・・ポチャッ

一瞬にしてポイの和紙が破けた。

 「・・・・・・・・・」

沈黙が漂った。

 「うーし!次は射的だーーーー!!」

ごまかすようにビスは射的屋に走っていった。

 「ちょっ・・・お前待てよーー!!」

八志智はお金を払い、また追いかけていった。



 「そろそろ、いっぱい遊んだし、いっぱい食ったし、花火を待つか、あと30分ぐらいで始まるし。そいえば場所とりしてないけど大丈夫か?」

八志智が不安そうに言った。

 「大丈夫ですよ、僕のメイドが特等席をとってありますから。」

三夫が冷静に言った。

 「んじゃぁ、問題ないな。・・・・・・あれ?・・・」

 キョロキョロ・・・

八志智が辺りを見渡した。

 「どかした?」

奈留が八志智に心配そうに言った。

 「アヴィスが・・・・・居ねぇ!!おまえら先に行ってろ、アヴィス連れてくるから!なんかあったら俺、ケータイ持ってるし!!」

そういうと八志智は駆けて行った。

 「ちょっと待ち・・・・もう遅いか。しゃーない!私らは大人しく待っとくか。」

奈留たちは場所とりしてある方に歩き始めた。



 「ふわぁーーーん!!おめんみてたらみんなとはぐれちゃったよーーーー!!」

アヴィスは泣きながら八志智とは違う方向に進んでいた。

 バキュゥゥ・・・ン

 「やーっと見つけた。こんなとこにいたのね。」

銃声と共にエリーザが夜空に姿を現した。どうやら銃声は周りの人には聞こえないらしい。

 「・・・・さすがにあたしも祭りに来た人にまで傷つけたくはないから遠くでやらない?」

エリーザは銃を下ろした。

 バサッッッ・・・ グルンッッッ!? 

 「上等だ・・・・この馬鹿野郎・・・。」

アヴィスは翼を広げ、式服に着替え、ビスに変わった。

 「それじゃあ、人気がないところに行くわよ!」

エリーザは明かりの少ない人気のないところに向かって行った。そしてそれをビスは追いかけて行った。



 「そろそろこの辺でいいでしょ。さっさとその力・・・・もらうわよ!」

いきなりエリーザはビスの方を向くと襲い掛かって来た。

 バキュゥゥン・・・

 「ぉわっ!!・・・あっぶねぇ!」

なんとか襲って来た銃弾をビスは避けると十字架の鍵を大きくし、剣に見立てた。

 シャキィ・・・・・ン

今度はビスがエリーザに鍵を振りかざし、攻撃した。しかし、エリーザは銃を両手で持ち、攻撃を防いでいる。

 シュッ・・・  バッ!!

エリーザの両手が使えないことを確認し、ビスはエリーザの脚目掛け、キックをした。ところが、エリーザは銃で鍵をなぎ払い、後ろに引き、避けた。

 「なかなかやるじゃない。」

エリーザが少し距離を置いて言った。

 「おまえもな。」

ビスが返した。

 「この攻撃ならどうかしら!!」

 バンッ

エリーザが銃を構え、一発放った。

 「そんなの簡単に避けて・・・!!」

 ビシャッ

銃弾はビスの右足首らへんをかすった。といっても血は少ししか出ていない。しかし、今までエリーザの攻撃があったったことないビスにとっては何が起こったのか一瞬分からなかった。

 「あんた・・・何かあったの?」

撃ったエリーザもあったったのが信じられないというような顔をしている。

 「うっせぇ!ただ足が滑っただけだ!!」

ビスは強気で言った。

 「足って・・・空飛んでんのに滑ったも何もないじゃない。」

確かに二人は地上高く飛んでいて、ぶつかるものさえない。

 (・・・・・あのKJIの事件からだ。たまに左眼が一瞬見えなくなる。くそっ!あの時なにがあったんだ・・・?)

アヴィスは事件のことを必死で思い出そうとしていた。

 「今日はなんか張り合いがないからもう帰るわ。」

エリーザは不機嫌な顔をして帰っていった。

 「・・・・・俺たちも神社に帰るか・・・・って神社どこだ?!」

どうやら神社の方角が分からなくなってしまったらしい。

 「くそ!ここにいてもしょうがないし一応進むか。」

ビスは勘を信じ、羽ばたき出した。



 「くそ!さっさとしないと花火終わっちまうぞ!・・・・ん?やべ!!足から血が出てきやがった。さっきまで少ししか出てなかったのに・・・。」

ビスは地上に降りて右足の様子を見ることにした。

 スタッ

 「痛っ!」

地面に右足をつけると痛みが走った。

 「そこまでの傷じゃねぇけどやっぱいてぇな・・・。って言っても戦ったり、飛び回ったりして翼も疲れちまったしなぁ・・・引きずって歩くか・・・・。」

ビスはそう言うと右足を引こずりながら歩き始めた。

 「あ〜あ・・・もう間に合わないかもな。花火始まってんのかな?・・・・勝負なんかしなきゃよかったな。・・・・後でアヴィスに謝らねぇとな・・・・。」

独り言をつぶやきながらビスは必死で歩いていた。

 カランコロンカランコロン・・・

誰かが近づいてくる下駄の音がした。

 「やべっ!人来ちまった。一応、アヴィスに変わっとくか。」

 グルンッッッ!?

 「・・・・ここは?・・・そかエリーザがきてビスにかわったんだ。いたっ!!みぎあし、けがしてる。どうしたんだろ?」

アヴィスは状況が理解できていないらしい。

 ドンッ!!!

 「うわっ!!」

アヴィスに誰かがぶつかった。

 「ごめんなさい、大丈夫ですか?」

ぶつかった相手が心配している。

 「だ、だいじょぶ。」

アヴィスがぶつかった相手を見上げた。

 「あれ?イサムだ!!」

 「え?あ!アヴィスだったんだ!!・・・あれ?・・・・右足から血出てるじゃないか!」

 「えと・・・これはっ・・・そ!そう!!ころんだの!!」

アヴィスは必死にごまかしている。

 「動かないで!!」

そういうと勇は浴衣からハンカチを取り出し、アヴィスの右足に巻いた。

 ボフンッッッ!!

アヴィスの顔が真っ赤になっている。

 「これで止血出来ると思うけど、出来なかったらすぐに病院に行くんだよ。・・・・顔、赤いけど大丈夫??」

 「へ、へ、へへ、へいきだよぉ!!」

舌が回っていない。

 「・・・・浴衣ってことは花火見に行くの?それとも、もう帰っちゃうのかな?」

 「みにいきたいけど・・・。」

アヴィスはチラッと右足を見た。

 「見に行きたいんだったら僕がおぶって連れて行ってあげるよ!」

勇は微笑みながら言った。

 「で、でもそんなことしたらイサムまではなびまにあわなくなっちゃうよ!」

アヴィスがそう言うと勇は優しく笑った。

 「だいじょうぶだよ。それに花火は一発だけじゃないんだ。一発目の花火に間に合わなくても、最後の一発までに間に合えばバいいんだから。」

勇はそう言うと、アヴィスが乗りやすいようにしゃがんだ。

 「ありがと!!」

勇はアヴィスをおぶって神社の方へ歩き出した。



 ヒュルルルルゥ・・・・バァーン

花火が始まっているようだ。

 「くそっ!アヴィスのやつどこいったんだ?神社のどこ捜してもいなかったし・・・。」

八志智が奈留たちと合流して言った。

 「一人で帰ちゃったとか?」

奈留がそう言うと八志智は真剣に悩んだ。

 「・・・・その可能性もなくはないよな。・・・・一応、家に帰ってくる!」

八志智は走り出そうとした。

 「ちょっと待った!!」

奈留が慌てて八志智が帰るのを止めた。

 「・・・・・・・アヴィスちゃんあそこにいるよ。」

奈留が立ち見客の方を指差した。

 「へ?」

指差した方を八志智は目で追った。すると、アヴィスがいた。そして、その隣には勇がいた。どうやら話しをしながら花火を見ているらしい。

 「あの人、知ってる人?」

奈留が問いかけた。

 「あぁ・・・この前の私立校の・・・・・アヴィスはイサムとか呼んでたっけ?・・・」

八志智の顔がふてぶてしくなった。



祭りの様子を遠くから眺める少年がいた。

 「今日は祭りか・・・・捜しにくいな。けどこの町にいるのは間違いない。・・・・・・・・・フェニックス。」




 第五話に続く・・・


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