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1-12 これから

遅くなってしまいすいません。

今回は説明会で、少し少なめです。

「......ふぅ、成功したか。危なかったのぅ......」


 神代憑依には幾つかの区分がある。そのなかで、憑依(ディペンデンス)は自分にとっても術者にとっても悪い効果をもたらす。


 確かに、憑依(ディペンデンス)は術者自身の身体能力を5割増しにする。しかし、その代償に生命力を搾り取られてしまう。少しの間だけ発動して解除、とすれば体にかかる負担も少なくなる。だが、それはこの隊長が優秀な術者であれば、の話だ。


 Bランクのなかでも優秀なパーティーのリーダーであってしても、この【神代憑依】を発動させるのすら難しい。そんな術式を、怒り、怨みのまま発動させると、“神”に体の主導権を乗っ取られてしまう。


 このまま憑依された隊長を放っておくと、聖魔自身にとっても危険だし、隊長自身も壊れてしまう恐れがあった。それはまずい。なので、聖魔は“神”を封印する、という手段を持ってして隊長の暴走を止めたのであった。


「わしの役目はここまでじゃ......此奴は双竜の間のにでも運んでおいて、あとは若様に任せるとするかのぅ......」


 ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎


「......強すぎじゃないか?鮮血も、将軍も、聖魔も.....?」


 おかしい。こいつらはまだLv.1のはずだ。いくらレア召喚で出てきたとはいえ、相手は熟練そうな雰囲気を漂わせている4人パーティーだ。


 それなのに、そいつらを相手取っても互角に、いやそれ以上な立ち振る舞いを見せ、しかも全員倒してしまった。聖魔に至っては余裕さえ感じられたし......後で詳しく調べる必要性がありそうだな。


 まあ、目下のところはあの隊長への対応か......


 うん、よし、決めた。まずこのダンジョンがどこらへんに造られたのかがわからない。この世界がどうなっているのかも知らない。奴隷、という選択肢もあるが......敢えてここは逃げてもらってこのダンジョンの存在をアピールしてもらうか。


 うまく行けば、しばらくのあいだ敵には困らなくなるかもしれないし、配下のモンスター達の育成もできる。これからが楽しみだな......

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