バレンタインなんてクソ食らえ!
かんそうヨロシクです
ちなみに今年も0個です
2月14日
なんとも言えない気まずい日
要するにバレンタインと言うリア充のリア充の為の日みたいなもの
はぁ・・・・・浮かれやがってうじ虫共が!
そんなことを考え俺、道長 隼人はクラスの後ろの窓際の席に座る
俺はこの日が大嫌いだ、男子共はお前何個貰った?とか聞いてくるし、好きな女子の本命は分かるわで
男子は聞いた後で暖かい目で見てくんな!
俺が貰った最高は3つ、それもそれは幼稚園の時の話と言う・・・・・・
「はぁ~・・・・」
ため息を吐いてしまった
何人かの男子は暖かい目で見てきているし女子は見も気もしない
なんか腹立つ、俺はフツメン、クラスのほとんどはイケメン、勝ち目がないねぇ
だから一人本を読んでおく、少しでも今日と言う日を忘れたい
そして時は過ぎて行った・・・・・
ようやく放課後になった
「なぁ、隼人」
斜め横の席から友人である原 武が呼んで来た
「どうしたイケメン君」
「おいおい、さすがにそれはねぇよ
俺はお前と同じフツメンだぜ~」
なんかほんとムカつく
「5個も貰ってるくせに・・・・」
「あっえっ見てたのか?・・・・」
ほんとなんだよコイツにやにやコッチ見やがって!
「と言うかお前、他の奴と何個貰った~とか大声で言ってただろ」
「あはは~んでぇお前はなんk」
「0個・・・・」
「えっはぁ!?」
なんだよ、まぁそうだろうなイケメン君は毎回貰ってるもんね
「ちょもう一回言ってくれ」
なんだよ、そんなに恥かかせたいのか?
「0、0個って言ってんだろ!!」
武は何か言おうとしているが続ける
「毎年、毎年うんざりなんだよ!
みんな浮かれやがって!
何がチョコ何個貰っただ!貰ってねぇ奴の事を考えろつーの!
ふざけんな!今から言う事を耳の穴かっぽじってよ~く聞け!」
俺は今までの事を思い出しながら口にした
「バレンタインなんてクソ食らえ!」
言ってすこしして気づいた、クラスの全員がコッチを見ていることを・・・・可哀想な目で見てくんな!
そして俺はカバンを持ち、教室を出る前にこういった
「てめぇら、ぜって~にゆるさねぇからな!」
そして大きく息を吸ってこう言い放った
「ヴァレンタインなんてクソ食らえ!!」
そう言いながら教室を出た
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今では俺は有名なビジュアル系バンドのヴォーカルをしている
「次の曲に行く!
てめぇら耳の穴かっぽじってよ~く聞け!
『バレンタインなんてクソ食らえ!』」
あの時のおかげで作れた曲、みんなありがとう
かんどうですね
感想よろしく