↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が魔法少女ルナだ!  作者: みずきなな
第五話 魔界の王子と王女が俺を巡って壮絶なバトル?って何だこれ!
22/95

バトルⅤ-Ⅱ

 兄妹喧嘩は継続中です…ってこれってバトル小説じゃなかったっけ?


【プ、プロポーズ!?何それ!そんなの聞いてない!】

【そりゃ言ってないから聞いてるはずないだろ!】

【待って…テラがルナ様にプロポーズって?本当にしたの?】

【そうだ…俺はルナに惚れた。そしてプロポーズした】


 ちらりとルナを見るテラ。その視線に気が付いたソルもルナを見た。

 そしてソルは駆け足でルナの横に来ると、ルナの両肩をぐっと持った。


【知ってるの?この人って元が男なんだよ?】

【そんな事は最初から知っている】

「…」


【魔法少女だけど、魔法が使えないんだよ?】

【ルナとは戦ったから解っている】

「…」


【わ、私にメイド服を脱げって命令するくらいにエッチなんだよ?】

【な、何だと!それは知らない事実だ!】

【私、全裸にされたんだから!】

【ルナ…お前は…】

「お、おいこら!待て!ちょっと待て!」


【そして私の着ていたメイド服を着たんだからっ!ほら!いま着てるやつ!】


 テラはルナの服装を確認した。

 確かに…ルナはメイド服を着ている。それもソル専用のメイド服を…

 赤いメイド服…通常の三倍の能力があるという。


【そして…私にこんな格好をさせたんだからね…】


 恥ずかしそうにシーツの布きれを触ってみせたソル。


【ルナ…お前はそういう趣味があったのか?そうか…そうなのか?】


 ゴゴゴゴっと背景に表示されていそうな威圧感をテラから感じる。


「い、いや…え、えっと…」

【ルナ様、間違ってないよね?私からメイド服を奪い取ったよね?そして裸にしたよね?そしてこんな格好にしたよね?】

「だ、だから…」


 ここで言い訳をしたいが、裸同然のソルとソル専用メイド服を着ている俺。

 どう見ても言い訳なんか効かない気がするな…


【ルナ…】


 ゴゴゴゴー!っと先ほどよりも強い威圧感。

 やばい!殺されるかも…


「な、何だよ」

【ルナよ!お前には赤よりもピンクのメイド服の方が似合う!】

「そっちか!」

【メイド服が着たいのなら俺に言えばいいのに】

「いや、着たかった訳じゃないんだけど…」

【何よ!私のメイド服が不満なの!?】


 ソルが涙目でルナを見た。


「い、いや!そうじゃない!そうじゃないからな?」


 何だよこれ!魔界で俺は何をしてんだぁぁぁ!


【ソルよ。これで解ったか?お前が何と言おうと私はルナを諦めたりはせぬ!私の伴侶としてみせる!】


 またもや、バッとマントを広げながら右手でルナを指差したテラ。

 何度やっても妙にカッコいいなこいつ…ってそうじゃねぇよ!


「誰がお前の伴侶になるんだよ!誰がなるか!」

【お兄様…どうやら本気みたいですね】


 ソルの表情が険しくなった。


【ははは…ルナよ、今はいくらでも言っておけ。そのうち嫌でも私の魅力に気が付くだろう。そして、ソルよ!私は本気だ!そしてルナは俺のものだ!】


「だ、誰がお前の魅力に気が付くか!」

【駄目!私は譲らない!ルナ様は私のものよ!】


 そう言ってぎゅっとルナに抱き付くソル。

 おっぱいがむぎゅって押しつけられる!いや嫌じゃないよ?ないけど!


【こ、こら!抱き付くんじゃない!】

「そ、そうだ!抱き付くな!」


 今はこんな事をしてる場合じゃないだろ!そういうのは後日でお願いします。(え?)


【嫌だ!】

「ちょ、ちょっと…胸が…胸を押しつけるな!」

【そうだ!ルナも嫌がっているじゃないか!】

【嫌がってないわよ!ちょっと恥ずかしかってるだけよ!】


 せ、正解です…


【お前は女だ!ルナも女だ!お前とルナはどうやっても一緒にはなれない!】

「そ、そうだ!俺は女だ!って…ち、違う!俺は…」

【じゃあ、男に戻します!】

【な、何だと?】

「な、何だと?」


 テラとハモってしまったぁ!って…何その表情は?テラのその嬉しそうな表情は!


【やはり息があっているようだな】

「たまたまだ!」


【お兄様…ルナ様を私は男に戻します】

【ソルよ、それは天使の味方をするという事になるのだぞ!解っているのか!】


 なんだかすごい壮大な話になってるな…


【ルナ様の為なら何でもするわ!別に天使の味方をしなくても男に戻れさえすれば…その方法を探すもの!】


 なんてポジティブな女性なんだろう。

 っていうかさ…何でこの二人は俺の事が好きなんだ?

 無茶苦茶な設定になってないか?


【この解らず屋め!お前など!】


 テラは右手をバッと前に出すと魔法の詠唱を始める。

 お、おい!まさかあの魔法か!?俺を苦しめたあの魔法なのか!?

 いや、待て!兄妹だろ?兄妹で本気で戦う気なのか!?


【何よ!この変態兄貴め!】


 ソルは鉄球を構えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。