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衝撃


「こ・・・・これ、なに?」


白い銅像が見えた、しかもソイツは目に見える黒いオーラを纏っている。


「ガーデニング用の置物ね。こりゃ厄介よ」


一瞬の隙も感じさせない雰囲気をだしながらセレナちゃんは太刀を構えた。

どうやらボス戦らしいな。こりゃ。

するとその白い像に操られたかのように同じオーラを纏った植木鉢|〈に手が生えたヤツ〉が襲いかかってくる。2…いや3か?


「らぁっ!」


「てぇっ!」


俺とセレナちゃんはそいつらを一撃で葬る。そろそろレベルが分かってきたぞ。

奴らはおおまかに4のレベルに別れてる。


1は鉛筆や消しゴムなどの文房具。

一体一体は弱いが群れで来るからな…


2はこいつら植木鉢からコップとか。

レベル1よりちょっと強い感じ


3はテレビや冷蔵庫など、こいつらはほとんどセレナちゃんがやってたな。

こいつらぐらいになると、固有攻撃を仕掛けてくる。

冷蔵庫の冷気攻撃は1回浴びたな、ちょっと服が凍った。


4はこいつ、やたらデカイ奴ら。ってかんじか。


「ふう」


一度ため息をはき、右手を構えた。

白い像が此方へ走り寄る。ーー来るッ!


ドガァッ!


「ヒイッ!」


思いっきり此方へ腕を振り下ろした。それをすれすれで避ける

本当に殺しにかかっている。

ゾッとした、今まで考えたことも無かった、本気で殺されそうになっていることなど。

そう考えれば考えるほど怖い、怖い、怖い。

足が少し震えているのが分かる、くそっ!


「らあああっ!」


右手を構えて白い像にむかって振り下ろす。

バキィッ!

乾いた音がする、折れたのは白い腕だった。


ギャアアアアアァアアァァァ!!!


像は悲鳴を上げてよろめく。


「ナイス!コウキ君!」


やった!

攻撃はこの腕でしか与えられない、でも、この手なら行ける!


ーそう思った矢先だった。


ゴッ!


鈍い音が腰の辺りに響く、そして「痛み」が生まれた。


「うわぁっ!」


硬球でデッドボールを受けたかのような衝撃が走る。

そして次に来たのは背中への痛みだった。


どんっ!


「っ!?」


目を薄く開ける、煙が立ちこめていた。


「コウキ君ッ!?」


セレナちゃんの声だ。


あれ?


しんでないな。うん








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