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任務って・・・なんすか?

俺は今、頭がおかしい。

第一声からこれもなんだが、おかしいことにかわりは無いのだ。


「おーおー、意味分からんてぇ顔してんなあ。」


俺よりも年上くらいの男が話しかけてきた、俺は壊れた機械のように頭をギギィィと回す。

・・・あってるよ兄ちゃん、そうだよココは何処だよ。

俺の心の内の嘆き声が聞こえたかのようにその男は笑った。


「はっはっは!だろうなぁ・・・、目の前で人が死んだんだもんなぁ。」


その言葉は、笑顔ながらもどこか哀しげに見えた。

・・・だが正直、今は右腕の方が心配だ。


すると背後でまた元気な声が聞こえてきた。


「お!光輝クン、もう動いていいの!?いや〜オトコノコは丈夫だねぇ!」


ケタケタと笑ながら俺と男の間に入ってくるセレナちゃん。

・・・っそうだ!聞きたいことがいっぱいあるんだ!


「セレナさんっ!ここはっ!ココハドコデシュカッ!」


セレナちゃんはぷっと笑う、やべぇ噛んじまった。


「そうだねえ、んじゃあ簡単に言っちゃうと、・・・ゲームよ。魔物狩りの、命を懸けた…ね」


魔物狩り…?命を・・・懸ける!?

つまりここは・・・・


「ゲームの中に転生・・・てきな?」


すると彼女は少し微笑んでから言う。


「半分あってる、けどココはゲームの世界じゃない。あなたはちゃあんと横浜にいるよ。ただ少しだけ違う次元にいる、ってかんじ?」


「???」


パンクしそうな頭にもう一つ言葉が投げ掛けられる。


「ゲームの主人公ってサ、プレイヤーに理不尽に戦わされるデショ。あなたはその運命プレイヤーに選ばれた主人公ってワケ。」


「つまり・・・・」


少しずつ整理された頭で少しずつ計算していく


「逃げられない…?」


「そういうこと」


ほう・・・、話しはよめたーーやっとだがーー

つまりこの世界でヒーローになれと、この右腕を使って?

・・・・・セレナちゃんの言葉が頭をよぎった。


(あなたはその運命プレイヤーに選ばれた主人公ってワケ)・・・・・


「・・・・・良いじゃないの、やってやるよ。どーせ逃げらんないんだろう?」


正直ヤケだった、けど腕もこんなんだし、やるしかないわな、そりゃあ。

その言葉を聞いて彼女は微笑んだ。


「うん、そう言ってくれると思ったよ、じゃああなたを正式にこの、九十九狩猟組合タムリエルハンターズギルド、通称T,H,Gタッグへようこそ。私たちハンターはあなたを歓迎します!」


彼女はにっこり笑ってそう言った、と、よこに見知らぬ白い服をきた若い男が寄ってくる。


「新人クン」


そう言われて俺は思わず自分を指さす。


「このタッグでやっていけそうかい?」


いきなり問われ戸惑う、どうだかな・・・。

と、その言葉が表情に出ていたのか彼は微笑んだ。


「大丈夫、ココの奴らはみんな言いヤツだよ。瀬礼奈も・・・ね」


えへへ、とセレナちゃんはわらった。


白衣の男は俺に向き直りこういった。


「改めて…だね、ようこそ我がギルドへ、俺はこのタッグ横浜支部長の宮部 春田みやべはるただ、ヨロシクな。」


へ?シブチョ?おお、お偉いさんか、かしこまっちまうな。


「ヨヨヨヨヨロスィクディス、シブチョサーン。」


お?っと、噛んじゃったな、またか。どうも上がっちゃうんだよな、心の中は冷静なのに。


「はっはっは、柔らかくしとけな。俺は支部長なんて肩書きどうでも良いからな。

それと・・・、はいこれ、」


固まっている俺の左腕・・に腕甲に画面とボタンがついたヤツが付けられる、

なんだこれ?


「それはタッグの携帯多機能端末兼手甲だよ、それでイロイロできるよ、財布でもあるからな。」


通信機みたいなもんか、・・・カッコいいな。すると支部長はセレナちゃんに向かってこう言った。


「セレナ、お前は仕事だぞ。ホームセンターに九十九が確認された、大量にな、だが各個体はそう強くない、新人と連携を保って慎重にな、オーケイ?」


「ハイッ!」


・・・セレナちゃんに仕事か、すげえな。


「おまえも・・・がんばれよ。コウキ。」


・・・・・・・・・?


「おれ・・・?」


支部長はこくりとうなずく、・・・え?セレナちゃん・・・?

おれは彼女の方に振り向いた。


「いっしょにがんばろーね!」


え・・・・?


「ええぇぇぇえええええええぇぇぇ!??????」


おれ・・・生きて帰れるかなぁ…?

最初の男は何処行ったんだろうか…?

実はこれも伏線!?・・・なわけなかったり。

更新遅くなってスイマセンでした・・・

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