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【まとめ】
「そういうわけで、今回執筆する小説のテーマが決まった。テーマは三つ――『推理』『女の子』『ホラー』だ」
作家の決意を聞いて、アシスタントも嬉しく思った。
「次回作も、売れればいいですね」
アシスタントは応援の意を込めて言った。しかし、それを作家は否定した。
「売れることだけが重要じゃない。多くの読者が読んでくれて、その心に残るような小説が書きたいんだ」
作家の言葉に、アシスタントは一瞬心を打たれたように感じた。しかし、綺麗事にも聞こえたので、感動しそうで感動しないような――そんな気分になった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。