《 その時 》
今日と云う 一日、
明日と云う 一日、
その後も続く 一日 一日を、
懸命に歩み、
成すべき事を成し、
見届けるべき事を見届けたら、
穏やかに 安らかに 眠りたいのです。
私は 自分から 解放されたい。
自分は 私を 解放したい。
ここまで歩んで来て、
色々なものが壊れ 多くのものを失い、
でも 歩み続けている限り、
やはり 心 鎮まる事は無いから、
全ての事に、
最善を尽くし 努力して、
そして どの様な結果でも受けとめて、
その時、
穏やかに 安らかに、
静かに 静かに 眠りたいのです。
《 女として生き 女として終わる事 》
女として生まれてきたから
枯れて散るより
椿の花の様に
艶やかな形在るまま
凍えた地にポトリと落ちて
命を終えたい
女として生きてきたからこそ
枯れて散るより
鮮やかに色づいたまま
女の幕引きをしたい
枯れ散る前に
ポトリと落ちた地から
見上げる空は
多分
とても 清々しい表情をしてるでしょうから