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《 乾いて 爛れて 》



     ほんの僅かな 望みを持って


     毒をもって毒を制してみたけれど


     肌に触れ


     心には触れず


     毒にも薬にもならない時を過ごし


     私の中に空いた 虚ろな穴を


     冷たく乾いた風が吹き抜けて


     だから 今


     乾きながら 爛れ続ける自分が居る







         《 偶像崇拝 》



      恋人でも 友人でも

      それまで とても慕って

      親しんでくれていたのに

      直接的に… 或いは 間接的に…

      私が 今まで歩んで来た道の

      過去を知った途端

      雑な接し方に変わる人が居ます



      それは ありのままの

      本当の私を見ていなくて

      膨らませたイメージの私を

      見ていただけなのでしょうね

      偶像崇拝の様な…



      幾つもの修羅場を

      潜り抜けて生きて来て

      私は自分の過去を

      何一つ 恥じてはいません



      私より 15cm以上も

      背が高くなった我が子が

      「泣いたり 怒ったり 激しくて

      面倒くさいけど 最強の母親」

      と 言ってくれた事がありました



      『最高』ではなく『最強』



      この言葉を聞けたから

      どれほど見下されても

      嘲られても 痛くも痒くもありません



      自分が歩んで来た道があるから

      今の自分があり

      毒を喰らって 泣き

      毒を喰らって 怒り

      あちらこちら 壊れていても

      色々な毒に耐性がついています



      唯 本当の私を知って

      心離れていく人達に

      寂しさだけは感じます


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