表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/29

《 彩り 》




   街の灯りが宝石の様に 輝き増す深い夜。


   私の肌を彩るシルクの その色は、

   黒と 赤と 紫が好き。



   黒は、たっぷり 愛を注いで欲しい時。


   赤は、たっぷり 愛を注ぎたい時。


   紫は、たっぷり愛情を交ぜ合わせたい時。



   そして時々、白。


   偽りの 羞恥と抵抗の仮面を被り、

   無垢な振りして戯る時。







          《 散る 》



        散りゆく 喜び。


        散りゆく 望み。


        積もる哀しみ。


        そして、

        新たに咲き開く刹那の花。







          《 堕ち 》



       あらゆるしがらみを棄てて、


       己を解き放ち、


       興じる乱れ騒いだ宴の後に、


       堕ちた虚ろな淵底は、


       生温かい地獄。


       緩り緩りと朽ちてゆく。







          《 毒酔 》



         背徳感がもたらす、


         仄暗い悦びの、


         毒に酔う。







         《 ひとひら 》



        ひとひら一片の想い。


        ひとひら一片の夢。


        ひとひら一片の欺瞞。


        ひとひら一片 消え溶けて、

        ひとひら一片 忘れゆく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ