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《 凪 》



       心で、

       海を抱擁しながら思う事。



       寄せて 引く 波間に、

       陽が映り煌めく海に、

       多くの命の営みが見え隠れ。



       いつかの 自分の笑みと歓声も。



       潮風に吹かれトロリ溶けて水になり、

       この 凪の中に帰りたい。








         《 波瀾万丈 》



一言で申し上げれば、波瀾万丈の人生でした。



私の様な者より もっと苛酷な人生を歩んで来られた方達も、大勢いらっしゃるのは承知しております。



唯やはり 幼い頃から今現在まで、心から楽しいと感じた幸せな時間は 片手で数えられる程ですし、そして その一つ一つは 順風満帆に歩んで来られた方々から見れば当然の、些細な出来事だと思います。



けれど 私にとっては、かけがえのない時間の思い出。



今 たった一つだけ大切な 実り は有りますが、それ以外は 枯れ朽ちるのを受けとめて、見守るしかない これから先の進む道。



哀しく 侘しく 苦しい道。



でも 今現在まで、多分これからも、どれほど悲しく苦しい時でも、必ず 優しく手を差し伸べてくれる方達が居ました。



その方達のお陰で、今まで生きて来れたのです。



これからの、朽ちていく時間の中で私は その優しさを決して忘れません。

枯れ朽ちながら、私も 唯一の実りと 守るべき者達と 周りの方達を大切にしながら、自分自身の終着点に辿り着きたいと思っております。



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