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《 過ぎ去った輝く日々 》



     お揃いの靴を履いて、

     小さなクワガタを見つけて喜び、

     大きな蛾に驚いて、

     幼い姉妹の夏の日。



     姉も私も、

     人生はこんなにも、

     苛酷なものだと知らなかった頃。



     蜩の鳴き声を 二人で聞いた夏の日。



     あの頃、

     私が転んで膝に怪我をした時、

     姉は私を慰め 傷の手当てをしてくれた。



     夏祭りは、

     私は 父に肩車をしてもらい、

     姉は 母と手を繋ぎ、

     家族皆が束の間 笑顔で過ごした。



     その時間と共に、

     姉の笑顔が消えた遠い過去の日。



     家族揃って笑顔で歩いた道。

     姉と一緒に歩いた夏の道。



     失われた時間。

     けれど 決して色褪せる事なく、

     私の心の中で光り輝く時間。



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