第4章。美鈴の日常。
今章では、美鈴が起きてから自宅を出て大学についた所から書かせて頂く予定で
す。此方も長丁場になる恐れもありますのでご了承頂きたいと思います。
尚、此方も予めお断り致しますがこの科目名はあくまでもこの小説の設定
でございます。此方も此方でご理解下さいます様お願い致します。
尚、香港にあるチムサーチョイと言う地名は漢字が出てこなかった為此方も
此方でカタカナで書くことをお許し下さいます様お願い致します。
此処は、若葉女子大学香港学科の教室。
今日は、美鈴1限から2限までだった。
この教室は1号館の123号室。
この教室では秋学期にのみ開講される‘香港社会学’と言う授業が行われる教室である。
美鈴は入学した後にこの授業に興味を抱き今期履修したのである。
何故、4年になってからかと言うと、この授業は少々大学のシステムの理由により
1、2、3年の頃までは履修する事が出来なかったのである。
其れが今期になってようやく実現した。
美鈴は席に座り授業の準備を済ませ以前に香港に滞在中の‘姉貴分’からの手紙を読んでいた。
其れも机の下に隠しながら・・。
手紙の内容はこうである。
親愛なる‘妹分’美鈴へ。
久しぶり!元気?
私は、相変わらず元気でやっているよ。
香港は小さくてごみごみした所だけど・・私にとっては‘都’よ。
さて、唐突で申し訳ないけど・・・来年の春に‘香港映画祭’がね香港の星光大道(アヴェニュー・
オブ・スターズ)で行われるの。場所はチムサーチョイよ。
日にちは確か、3月18日~4月18日まで。
初回の日とラストの日に湾香龍の映画を上映するの。
勿論!彼に生前携わった方々も残念ながら全員じゃないけど・・。
この‘香港映画祭’にいらっしゃるの。誰かは・・ごめんなさい。まだ‘極秘’なんだけど
近い内に連絡入れるわね。
だから、もしね・・貴女が良かったら此れを気に是非香港に来て欲しいの。
もしかしたら新たな発見もあるかもしれないわ。
その時は私が今在学中の香港国際大学にもまぁ・・概観だけになるかもしれないけど、
連れて行ってあげるわ。
それじゃ・・一応考えておいてね。
またいつか会いましょう。
貴女の姉貴分。
羽矢沢琴音より。
美鈴手紙を封筒に仕舞「琴姉さん。」と嬉しそうに呟いた。
と同時に先生が教室に入って来て1限の授業が始まり、そして終わりを告げ・・
2限の授業である‘香港文化論’をも受けそして・・・家に戻った。
其れが普段の大体の彼女の日常である。
第4章。美鈴の日常。完。
今章もお付き合い下さり有難うございます。
さて、次章は美鈴の姉貴分からの連絡について書かせて頂く予定です。
其れでは、次章も今章同様にお楽しみ頂ければ幸いです。
オマケ。
美鈴「次章もどうぞ宜しくお願いします!」
N「・・私からも是非!」