第16章。大学の最後の春休み。そして・・。旅立ちの前。(後編。)
今章は、前章の後編になります。
此方は前章と同様になると思われますのでご了承の程宜しくお願い致します。
もしかしたら、後半辺りに夏美や雪乃辺りが出てくるかもしれません。
そして、美鈴は「武神。」を見終わった。
美鈴「すごいなぁ。やっぱり彼は‘とてつもなく’強いし、‘心優しいなぁ。’」
と呟いた。
そして・・。
こんな‘凄い男’がどうして早く亡くならないといけないのだろう?
その辺は、正直‘神様って不公平’だよね。
と彼の映画やドキュメンタリーを見るたんびにそう思ってしまう。
彼と同じ‘時代’を生きた人達が正直‘此れはまた羨ましいよ。’
まぁ・・。
其れでも・・。
私は、‘今を生きる’事には‘代わらない’けどね。
そう心の中で呟き「さて、早すぎるかもしれないけど・・。香港の準備をしておこうかな。」
そう言いDVDデッキの電源を消し自分の部屋に戻ってキャリーバックを探していた。
一方、夏美はと言うと・・。
琴音に電話をしていた。
夏美タバコに火を灯しながら「あぁ。そうさ。ちょいと早いと思うが、今月の10日の朝に
日本を出発し、多分その日の夜辺りにでも香港に着くと思うよ。
そんで、前にも話したと思うけど、知り合いの所に行って・・18日辺りにあんた達と合流する。
って形で構わないかい?そう。良かった。じゃ!18日は宜しくね!琴音。」
そう言い電話を切りタバコの煙を深く吸い込み「楽しみだね。香港・・。いつ無頼だ?」
と楽しそうに呟いた。
一方、雪乃も自宅の自分の部屋で香港行きの準備をしていた。
そして・・・。
心の中で、久々だね。琴姉さん。会えるのをとても楽しみにしているよ。
と此方も此方で楽しみにしていた。
第16章。大学の最後の春休み。そして・・。旅立ちの前。(後編。)完。
今章もお付き合い下さり有難うございます。
さて、次章は、美鈴の今の心境について書かせて頂く予定です。
其れでは、次章も今章同様にお楽しみ頂ければ幸いです。
オマケ。
夏美「次章もどうぞ宜しく~!」