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転生悪役令嬢は姪である  作者: きな粉マカロニ
ゲーム開始 〜1年目〜
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薔薇園




次の日、教室へ向かうとやっぱり浮いていた。

アリアとカーラと3人で座る。

下手に殿下やミリアムと関わって話題の火種になりたくないから。




カーラも離れてた方がいいよ!って話したのに、「私は平民だから慣れっこですよ!アリアさんもリリア様も気にせずバンバン!話しかけて下さいね!」と、言ってくれた。めっちゃ良い子!


昨日の様に表立って何も言ってこないけど視線を感じる。

休憩時間も殿下がいるから集まると言う口実で集まってきては視線だけをこちらに向ける。なんか陰湿な方法に変わったらしい。

時々レベッカ信教者はアリアに親でも殺されたのかってくらい厳しい顔してるけど、レベッカ本人は私の方をじっと見てくる。


リリアの髪色とは違う赤い瞳で。ルビーの様に真っ赤な瞳で何かを訴えかけるように。


もしかしてまだルキアスのことを狙っているのかな?


そう思って話しかけようにも物理的な距離も障害もあり、なかなか機会に恵まれなかった。





早いもので一カ月過ぎたのであった。



毎日3人で固まり、遅く教室に行き、ルキアスたちがくるより早く帰る。このローテーションを繰り返していた。お昼も幸いな事にミミさんが手作り弁当を作ってくれ、ゲーム御用達の背景が自慢の庭園で食べていた。


いつものようにお昼、庭園を目指していると薔薇園が見事に咲いていた。


あぁ、昔公爵家で薔薇を見たな、あの後ルキアスの作った庭を見せてもらったな…懐かしい。

あの時、ルキアスはきちんと話してたんだよな、ガーデニングが好きって。…ジョンも庭師だったもんな。薔薇よりもルキアスの作ったガーデンの方が好きだったな。





会いたいな、と思わず声が漏れてしまった。






一緒に歩いていた二人に一声かけて、私はバラ園に足を運び入れた。




ただ、あの時の思い出に浸りたかっただけ。








色々な種類のバラの中に、その人はいた。


赤い薔薇を見ながらレベッカが泣いていた。


いつもの完璧な淑女じゃなくて、8歳の時に見た感情的なレベッカのように。





痛い、どうして、なんで?

助けて、助けて。



そう聞こえて、思わず声をかけてしまった。





「レベッカ様?」


肩がびくりと震え、レベッカはリリアを見た。


「エイデン様…私は」


お兄様に会いたい。


そう言うと、泣き崩れた。



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