淑女授業
あの後ライアンが遊びに来てミミさんが部屋ノックしてライアンがルキアス引っ張って帰っていった。
そんなこんなで一日が終わり、次の日。
クラスに行くとまるで腫れ物を扱うかの様に距離を置かれた、男子に。
なんか、関わっちゃいけないみたいな子的な!
でも視線は胸なんだ、何この屈辱感!
クラスの女子は一部除いて話しかけてくれたけどね!
まぁ、ほぼほぼ固定メンバーで、
リリア、シロン、カーラ、ミリアム、アレクと一緒に行動している。
アレク殿下、畏れ多いはずなのに、雰囲気がほわっとしてるからさ…オーラや態度でかいルキアスの方が王子に見えなくもない、アレは態度デカイ。公の場でカリスマ性があるのかキリッとしてるからイケメン度上がるのか、私がいない時はとても真面目らしい。日頃のライアン並みに真面目らしい。
アレク殿下がアリアと波長があうのか、ずっと経済学はなしてる。話がわからない、ゲームの中では何気ない会話だったのな、そんな高度な話は凡人には理解できない。
私はカーラからミミさんの素晴らしさをずっと聞いていた。
そして忘れていたのだ。
ここは婚活サバイバルの戦場だって事を。
男女別の授業に入り、Mクラスの女子と合同で授業を行う事になった。担当の先生が呼び出され席を外した時に。
「アリア・エイデン様、あなた殿下と距離が近くなくて?」
くると思った展開!
「婚約内定者はサラマンド候爵令嬢ですのよ?しかも、一番王子妃に近かったレベッカ様を差し置いて…!!」
ビシッ!と座っていたレベッカを指差し本人も少し眉を顰めていた。
ん?
「一番王子妃にふさわしいのはレベッカ様を置いてほかにいないのですよ?! 貴方はそれを知ってのことで? 卑しい人…!」
レベッカ信教者はめっちゃレベッカヨイショしてる!
そこ、サラマンド候爵令嬢じゃないの?!まさかのレベッカなの?!
「おやめなさい」
とかレベッカ、止めてるけど周りがフィーバーしている。
「私は別に殿下と友人として話してるだけでして…」
甘い話は一切してないもんな!
「言い訳は結構!レベッカ様に謝りなさいよ!そもそも貴方、お茶会で殿下に何か渡されていたじゃない?!」
そうなのか?!
取り巻き筆頭に感化され隣のクラスの女子もこれ見よがしに同調する。
私は守る様にアリアの前に立つと、隣のクラスの女子が眉間に皺を寄せた。
「リリア・エイデン様もルキアス様の婚約者でしたよね?その身体でルキアス様に取り入ったのかしら?姉妹揃って賤しいこと!エイデン姉妹はまるで娼婦みたいねぇ」
子供がそんな言葉使うんじゃありませんレベルに日常生活で一体いつその言葉を覚えるんだワードの連発だ。
「ルキアス様が可哀想だわぁ」
「既成事実を作って無理やり婚約したのだわ」
それ、12歳は12歳でもゲームのリリア!
私の件はクラスの人が何とも言えない顔してるし!
それに気が付かない隣クラスの女子はアリアアンチよりリリアアンチになってた。特にスタイルのディスり。
娼婦やら売女やら男遊び激しいやら。あること、いや、ないな、ない事ばかり言ってる。
否定しても声を荒げられ、さぁ喧嘩を始めようか?って時に先生が帰ってきて静まり返った。
淑女教育とは程遠い初日授業だった。
そして、噂は広まり。
1時間授業を終えると、アリアとレベッカのアレク争奪戦、王子妃はどちらの手に?と、リリア・エイデンがルキアスを無理やり婚約者したと言う噂がすごい勢いで広まってた。




