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アリアとミリアム
「アリア様はミミリー様に距離が近いのです!離れて下さい!」
「何よ!私はミミお姉様の事大好きなの!大好きな人の側に居てはいけないの?ミミお姉様の事まだ名前呼びの時点で距離があるのはそっちね!」
ミミさんが席を外した途端。
ドアが閉まる音がした途端にすぐケンカが始まる。毎回飽きないなぁ…
これが、ミリアムの台詞をミミさんが言うなら、ヒロインとライバルがミリアムを取り合ってる構図なのにな。当のヒロインが言ってるセリフの方が悪役のセリフっぽいが。
キャンキャンキーキー!
よく吠える。
ミミさんが現れると席に戻り勉強を再開するんだよなぁ、ふっしぎぃー!
そしてさすヒロ。
あっという間に私の学力を超えたよ、何今までバカのふりしてたの?何このチートぉ!
ミリアムが帰った後。
「ねぇ、アリアってさ…恋愛対象、女じゃないよね?」
ミミさんじゃないよ、ね?!
「リリア馬鹿なの?」
すごく視線が冷たかった。
「だって、ミミさんにべったりじゃない?!男に飽きて女に走ってるのかなって!」
「リリアって馬鹿だよねぇ〜!」
ケラケラと令嬢らしくない声でアリアは笑う。
こ、この性悪ヒロインめっ!
「ミミお姉様の、髪色が…そっくりだから」
その言葉をリリアは聞き逃していた。




