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双子の姉妹
これだけ攻略対象に遭ってたら、昔を懐かしむイベントで「君はあの時の…!」とか絶対にあるけどな、あるだろうな、そんなイベント。
イケオジと言えば。
イケオジ枠があるなら、ジョンのロリコン枠から外れるね!やったね!イケオジとヒロインの年齢差は一回り以上だからね!やったね、ジョン!ルキアス!
脳内で机バンバンして脱ロリコン宣言した。
間。
静まり返った馬車の中。
「…お姉様」
を、壊すアリアの一言。
「どうしたの?アリア」
「あのね…学園に来年入学するでしょ?それまでに足りない分のマナーを教えて欲しいの。あと、使用人達がしていることを時々お姉様しているでしょ?それも教えて欲しいの。…洗濯の方法とか…料理の仕方とか」
ギュッと、制服を握りしめ真っ直ぐにリリアを見据える。
「お願いします」
今までに見たことない綺麗な会釈だった。
やったぁぁぁ!
とうとう不良娘が改心したと言う親心が胸を覆う。
「わかったわ。ミミさんと一緒に教えてあげる」
変わろうとしているアリアは正しく、ヒロインに見えた。




