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アリアのお茶会


ぐるぐるぐる。


頭の中で渦を巻いていた。


線は水色。


浮かんでは消えて。また、浮かんでは。









王子様かぁ。


リリア達から離れスイートポテトを食べていたアリアは。


王子様かぁ。


第二王子を見る。

アリアとは少し違う、輝く金色の髪。眩しいくらいカッコ良く見えるはずなのに。現に何人かの令嬢は王子に近づいて話しかけている。

王子はスマートな対応で微笑み、彼女らも頬を赤く染める。





心がこもってない。薄っぺらい。






あの笑顔をもし自分が向けられたら心の中でそう思ってしまいそうで。







ぐるぐる。頭の中で毛糸が回っていた。水色の、


ふと王子の先に見えた外の騎士を見る。


ちょうど頭の中にいた水色と同じ色の髪の少年。

眼鏡をかけて、仏頂面して警備をしている。



ライアン。

あの時名前すら教えてくれなかった。

教える価値がない存在だ、と否定された気がした。


いつもなら、気にしないのにな。






思い通りになるなんて、思ってない。





思い通りになっていたら、私はきっと幸せになれてる。


リリアとルキアスの様に、想い合える人がもう現れてるはずだし、ママも私を見てくれて、パパももっと構ってくれて。


リリアとパパとママと幸せな家族になれてるはずだもの。








ぐるぐる。

人差し指でライアンを指差しながら渦を作る。






それはまるで呪文の様に。

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