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こんにちは、赤ちゃん

目を覚ますと赤ん坊の手が目の前にあった。隣を向くと金髪の赤ちゃんが寝ている。天使じゃん、天使が隣に寝ている。

私は手を伸ばし赤ちゃんを触ろうとした、その手が目の前の赤ちゃんと同じくらい小さな事に気づき声を上げた。







「んぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」













何事かと駆けつけたメイドさん、あれなにこの過去の出来事プレイバック感。あの時はナナさんだったなぁ〜と泣きながら目が据わっている声の主はまさしく私。隣の天使ちゃんはすやすや眠ったまま、かなり肝が据わってますな!




私を抱き上げてくれたメイドさんにヨシヨシされながら窓に映った自分を見た。 





あれ?アミリア退化した?






なんか、赤い、赤ちゃんがいる。赤いというのは髪の毛のことで…瞳は翡翠色。頭と身体の行動が一致しないみたいでメイドさんに抱っこされたのに泣き止まない。オロオロしていると[奥様]と呼ばれた私たちの母親らしき人がドアから現れた。







キャメル色の髪を結い上げ、守ってあげたくなる庇護欲の塊がそこに居た。





あ、これ、詰んだ。今回も詰んだ。







私はやっと泣き止んだ。

けして、ママがやってきて安心して泣き止んだとかでは無い。メイドさんが「お母様が恋しかったんですね」と私の背中をトントンして励ましたからでは無い、決して無い。

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