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まだ子供だ!

「貴方がルキ様の婚約者?まぁ、下品な身体の作りですこと!」

リベタ公爵令嬢の再来かな?ほら、ドレスの色とか。真っ赤か。

めっちゃギラついたダイヤのネックレスがよく晴れた太陽に反射してすごく眩しい。

「久しぶりです。ルルボース候爵令嬢様」

「ルキ様!覚えてくださったのですね」

名前は覚えてないな、このパターン。

令嬢は目をキラキラさせて手を合わせている。

そしてルキアスが話に関わった時点で雲行きが怪しくなることが確定した。


「下品な身体とはどこの部分を言っているのでしょうか?リアに下品な部分はありませんよ?腰はコルセットで締めないほどくびれているし、胸も柔らかく、お尻も小さいより多少大きな方が元気な世継ぎが産まれそうじゃないですか」

最低だ、こいつ。


この手の話を聞くといつもなら「キッモ!」とかドン引いた顔するけど「キア、私は気にしてませんから…」と少し困った顔レベルに抑えフォローに入る。

「リアが凄く魅力的だからたくさん語りたかったのに…?」とか言いながら腰に手を回すな、尻を揉みそうになるな!


目の前の令嬢が顔を真っ赤にしながら涙目で「ふしだらだわ!」とか言っちゃってる、私もそう思う。まだ11歳だ、もう少し何も知らない無垢な少女でいさせてくれ。

前世の年齢を考えたらアミリアもジョンも通じる話はあるとは思うが今はまだ子供だ、子供の会話をしろ、ルキアス!




そんなこんなしていくと、ミリアムが女性に囲まれている現場に遭遇した。

虎に囲まれたひよこみたいな。肩がびくついている。

歳の割に幼く見えるミリアム。


しかも全員年上だ、おねショタねらいか。


そういえばジョンもアミリアのこと好きだったんだよなぁってルキアスを見て。

ロリコン。の、一言が浮かんだ。これ以上不名誉な呼び名を増やしたら傷付く。リリア自身が。



ふとミリアムも目が合いルキアスと一緒に助けに入った。


「ぼ、僕対象年齢は5歳上の水色の髪の人なんですぅぅ!」

それ、ミミさん!

「大きな商会を経営する爵位の御令嬢じゃないと無理なんです」

自己主張激しいな!


それを言ってたら同い年以下の子は去ったのに年上ばかりに狙われて「年上なら私でもいいじゃないですか?」ってグイグイ来られたらしい。


それを聞いたルキアスは仕事中の衛兵を一人呼び出して警護につけた。


「ライアン・ミハエルです。よろしくお願いします、宰相閣下子息様」

礼儀正しく丁寧な仕事ぶりである。

名前を聞いて姿を見てミリアムは微笑んだ。

脳内で違う人が思い浮かんだんだろうな。

くっつき方が鶏とひよこみたいになってる。何故かライアンが警備するはずがライアンの後ろをピッタリくっ付いてる。


リリアもライアンに軽く自己紹介をし、後日ゆっくり話を設けようということになった。

誠実そうな人だと感じた。



「あの、金髪の少女と知り合った事ありますか?」

その言葉を聞いた時。

アリアと一緒で口を閉ざしてしまった。

一呼吸置いて、「任務に戻らせていただきます」と、騎士らしく去っていった。

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