候爵家
昔、ミナリーがアミィには紫が似合うわ!って言ってたの思い出して紫のワンピースに白レースとパールのついたバレッタを付けてクレイン候爵家にお邪魔した。ルキアスのエスコートで馬車を降りて歩く。
手紙をもらった後、次の日にぜひ!との事だったので指定制かぁい!ってツッコミを入れなかった私は偉いと思う。
「リアは僕の色が好きだね。この間のお茶会で違うドレスを着せたのが寂しかったのかな?僕もね、リアが気分転換に違うの着たいかなって思ったんだけど、リアは僕色がすきなのかな、両想いだね!」
そうだ、紫はルキアスの色じゃん?!
選んだ自分に若干引く。
この間って2日前だけどね、君達一族の日数感覚おかしくない?!お偉くなっていくほど狂うのかなぁ?!
執事に案内されて部屋に入るとミナリーは人払いをし、ルキアスが何食わぬ顔をして入ろうとしたのを力づくで衛兵が止める。
「ムートと遊んでてちょうだい」と計画してたかの様にママの言いなりムートが現れて、何か言ってるルキアスを執事、衛兵、ムートが連れて行った。ほぼ総出である。
メイドにお茶とお菓子を用意させてたのかテーブルに着くとリンゴの甘い香りのする紅茶は湯気が立っていた。
「リリィは両親が私の同級生だという事はご存知?」
「初めて知りました(知ってます、当事者です)」
「父親のキリィと母親のマーリは私の同級生で、もう一人。キリィの双子の妹、アミリアと言う人がいたの。私の大親友だった。貴方と瓜二つでね、とってもいい子だったの…いい子だったの」
「わ、私におばさまがいたのって…アミリアさんの事なんですね」
「えぇ。 最初はマーリと3人でよく遊んでたわ。キリィとマーリが恋人同士になってね、マーリがいじめられる事が多くなったの。キリィは無実の罪をアミリアに着せて学園卒業後もアミリアを家に縛り付けたの」
ごめんなさいね、貴方の親のことなのに。ってなんとも気まずそうな顔のまま話をつづける。
「キリィとマーリは卒業後すぐに結婚してアミリアはマーリの側使いにされたの。憂さ晴らしがてら虐められてたと思うわ。マーリは平民のでてマナーがなっていなかったから。八つ当たりはアミリアに行ってたと思うの。
…アミリアは学園卒業一年後、マーリを庇って他界したわ。まだ16歳だったのにっ!マーリがアミリアを殺した様なものよ!!」
な、なっ、なっ
「なんですって?!!!」
前世の私の死因は実母かよー!




