表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/276

親友、再来

しばらくルキアスのガーデンを眺めた後メイドさんに呼ばれて本館に戻った。


この間のお茶会で見た美少年と、隣にお母さんらしき人がいた。とっても見覚えのある人。


「こちら、ミナリー・クレイン侯爵夫人と息子のムートだよ。母上の弟のお嫁さんと息子」

ミナリーと呼ばれた貴婦人は目を見開き私を見る。無理もないよね!


「おばさま、こちら僕の婚約者の…」

「アミィ!!アミィなの?!」

思いっきり言葉を被せて抱きつく、痛い。「リリア・エイデン伯爵令嬢よ、ミリィ」

義母様、説明ありがとう!


エイデン…と説明を受け険しい顔になる。途端に距離を置かれる。


無理もないよね、キリィが昔色々やらかしてたもんね!マーリと一緒に!

「初めて。リリア・エイデンと申します。父、キリィ・エイデンが伯爵位を国から承っております」

「キ、キリィですって…?」

ミナリーさん、顔引き攣らせている。

訳がわからない公爵一家と息子のムートは私の顔とミナリーを行ったり来たり。

挨拶イベントで毎回双方が身内とトラブル起きるとか…どんだけ仲悪いんだよ〜!


「母親の名前はマーリではなくて?」

よくぞご存じで。

「はい。マーリ・エイデンでございます」

あぁ、みるみる顔がこわばっていく。


学生時代の最後、ミナリーはマーリを見限ってたもんなぁ…


「リリア様?今度我が家でお茶をしませんこと?」

話したい事があるんです。二人だけで。

そうはっきり告げた。

「いくらおばさまでも、リアを1人にさせれません。お茶なら今からするし、話をするなら僕も一緒にいきます」

「ルキ、これはね、大事な話なの」

よほどミナリーの表情が怖いのかルキアスは少し押し黙る。

「では、また後日手紙を書くわ。ルキアスに持たせるから家族に見せちゃダメよ、絶対に」

「は、はい…」

私はこれ以上何も言えなかった。


そして解散!というわけではなく今からお茶会である。


先程案内されたバラが見える庭のテーブルに親戚一同とリリアを加えてお茶を飲んでいた。

「リリィは何が得意なの?」

「リアはお菓子作りや手芸とか得意だよね!あと使用人達と混じって少し家事をしているよね」メリィの質問にルキアスが答える。個人情報筒抜けである。誰がバラした。

「まぁ!リリィはアミィに趣味がそっくりだわ!」

ミナリーも加わって3人で会話している。


ミナリーがリリアを抱っこして両隣に公爵母子を囲い、ラルフとムートは蚊帳の外である。二人でチェスをしながら珈琲を嗜んでいる。ムートはカフェオレである。



「リリィはアミィおばさまをご存じ?」

「いえ、…父は一人息子だと聞いています」

アミリアの事を隠蔽してるのだ、我が家は。

やましい事をしてきた過去があるからな!

知らないふりをしていようと決めてます(笑)

瞳孔が少し開いたミナリーは低く「そう…」と呟いた。怖っ!

そしてクレイン一族はスルースキルが高いのか、誰もその件について突っ込まなかった。



あっという間に帰る時間になり、ミナリーとメリィさんの好感度マックスになったんじゃないかな?ってぐらい打ち解けた。

メニュー画面の好感度調査とか見たら絶対にマックスになってる自信がある。


帰る時まで名残惜しそうに二人に手を振られながらルキアスと帰りの馬車に乗り

「おばさまにずっーとリアを独り占めされていたからね。寂しかったよ」と、抱きつかれていた。距離感がおかしいな!






次の日。

ルキアスが手紙を持ってきた。

後日って、次の日って意味じゃないはずなんだけどな!


同じ一族だなぁーって遠い目になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ