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嘘、本当、願望

「リリアお姉様ぁ〜!ルキ様が来てるって聞きましたぁあ!」


ルキアスまで、後もう少しのところで部屋のドアが開く。


アリアがオシャレしてやってきた。流石ヒロイン、歩く恋愛フラグホイホイ。今日は早起きだったのね!朝ご飯を抜いてオシャレに時間を、かけたのね。



ルキアスの方から小さな舌打ちが聞こえたのは気のせいね!


「おはようございますぅ、ルキ様ぁ」

ぺこり!と効果音が出る様な可愛らしいおじぎをしてアリアは私とルキアスを見、両手を口に当てる。


「あぁ!リリアお姉様がルキ様を襲ってるわ!」

おい、言いがかりもいい加減にしろ、落ち着けアリア!


襲ってるわぁ!のワードを聞いてドアからメイドと護衛が入ってきた。

大きいとは言えない子供の寝室に大人がワラワラ。

未婚の女性の部屋に〜とか朝一番に言ってた発言が一瞬のうちに撤回される。





「お姉様酷いですわ!ルキ様を襲うなんて…!」

「襲っていないわ、言いがかりも良しなさいよ」

「そうだよ、リアの妹君!襲われたいと思うけどまだ何もされてないよ!あと君から愛称で呼ばれる筋合いはない」


嘘、事実、願望。

三者三様、各々の発言をし大人たちはなんとも言えない表情で持ち場に戻って行った。

持ち場が外ってなんだよ、とか。襲われたいんかいとか、相変わらずアリアディスり凄いな〜とか。話すたびに爆弾投下するルキアスは気がつくと抱き枕の様に私を抱きしめていたのであった。


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