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魔女の秘密  作者: 雨空 雫
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紺野あずさ

私の名前は紺野あずさ。

歳は14歳くらい。

くらいってどういうこと?

読者の皆はきっとそう思うだろう。

実は私には以前の記憶がないのだ。

気がついたらここにいた。

ここはギルナ国

魔法使いと魔獣の国

魔術に魔法薬…不思議な力で満ち溢れた世界

そう。この世界の生き物は皆魔法が使える。

ただひとり、わたしを除いて

わたしは自分の名前以外、自分がどこから来て、何者なのか憶えていない。

雨の日、目を開けるとわたしはギルナ国の魔法学校近くの(やぶ)の中にいた。

そこを学校の先生が見つけてくれ、今は学校の生徒として面倒をみてもらっている。

あの日、目を開けたとき近くには誰もいなかったが、目を開ける前、「……会いたかった」と声がしたような気がした。

わたしの学校生活は、何というか…まあ、順調では…ない。

それはそうだ。この世界で唯一魔法が使えない。それだけでいじめの対象になっていたし、正直言って自分が望む望まずに関わらず目立ってしまっている。


そんな中、同じルームメイトのアイシャだけは気さくに話しかけてくれた。


アイシャは私とは正反対の存在と言っていいだろう。

彼女はとても優秀だ。

14歳という若さで唯一、呪文の詠唱なしで魔法が使える。

学校の先生でさえ、それができるのは数少ない。

そんなすごい人が同じルームメイトでなんだかわたしは誇らしい。

魔法が使えない私だが唯一得意な科目がある。

魔法生物学だ。

わたしは魔法生物にとても好かれる体質…であるらしい。

普通人に懐かない生物でさえ、わたしのもとには集まってくるのだから、なんだかうれしい。

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