幕章 理不尽な暴力
「痛いよぉ……玲美助けてよぉ……玲美もこんなとこにいると殺されちゃうよぉ……」
悲痛な声を出し、目に涙を溜めながら玲美に助けを求める玲美の母美千代。
だが、美千代の上に馬乗りで首を閉めている父謙治は美千代の首を閉めている指を更に力を加え、目を血走らせ、叫んだ。
「てめぇがそいうこと言うからこんな目に合ってるんだろ!?てめぇが素直に俺の言うこと聞いてればこんな目合わねえのになぁ!?このまま死ねぇ!」
「うぇっぐぐぅるるじぃ」
謙治は般若の様な顔付きで更に首を絞める指の力を強め、美千代の整った顔はみるみる歪んで、たたでさえ白い美千代の顔は青白く変色して行く。
玲美は何も考えず、靴も履かず飛び出した。
「どこ行くんだ!クソガキ!おぉおおい!戻ってこい――」
玲美は後方から聞こえる謙治の怒声を無視し、都営住宅の階段を一心不乱に6階から飛ぶように降りてく。
このままではママが死んじゃう、助けを求めなきゃ、交番に行かなきゃ、交番に行って助けを求めたらこんなクソ親父は警察に捕まり、親父はムショに行く。そうすればこの家は平和だ。玲美はそう思い一心不乱に足を走らせた。裸足で玲美はつり目を血走らせて走ってる玲美を誰もが、奇妙なものでも見るかのように視線を向けるが、玲美はそんなものには目もくれず走った。ただ交番に助けを求め、そして母を助ける為に――
皆さんこんにちは!筆者のGENでございます。
実は初めて小説書くんですよ、自分。ドキドキとワクワクしつつ書いております。
そしてこんな駄作の小説を読んで貰って嬉しい限りです。
実はこのお話ねノンフィクションなんですよ。
全部自分が経験したきた事を、主人公玲美ちゃんが自分に代わって主人公をしてもらいます。
女の子になんて事やらせんだ!!と思う人もいると思いますが、むさ苦しい男に主人公やらせても……ねぇ……?
まぁそんなこんなで人の人生をお茶でも飲みながらな、覗いてって下さいな。
ではまた