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希望  作者: もんじろう
7/11

7

「何度も話をして概ね、君という人間は理解したつもりだ。合格だよ、マイク」


 ジョンが微笑む。


「どうだい、ワタシの星に来ないか? 君の眼を治した以外にも、我々は寿命を伸ばす技術も持っている。この星のような争いは皆無な世界で、ほぼ永遠の生命を手に入れられる」


 荒唐無稽な(まあ、目の前のジョンの存在自体が荒唐無稽ではあったが)ジョンの申し出に私は考え込んでしまった。


 人類が滅ぶとして、私だけが生き残る意味があるのだろうか?


「時間をくれないか?」


 私は、そう言って口ごもった。


「それはそうだろうね」


 ジョンが頷く。


 彼の右手が私の左肩に、そっと置かれた。


 彼の手は温かかった。


「分かるよ、マイク。もし、私が君の立場なら、同じように悩むだろう」


 ジョンが私を哀れむ表情を見せた。


「ワタシは明日、同じ時間に、ここに来る。そのときまでに結論を出しておいてくれ」


 ジョンが私の肩から手を離し、後ろへと退がった。


「じゃあな、マイク」

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