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夕陽は、すでに落ちて辺りは薄闇に包まれていたが、私の両眼は前に立つジョンの姿をハッキリと捉えていた。
身長は私と同じ185㎝ほど。
ツルツルとしていそうな銀色の肌。
鼻と口は小さい穴だけで、ひと際、大きな両眼が印象的だ。
白眼は無く、赤一色の瞳。
髪の毛は全く無い。
眉毛も、まつ毛もひとつ残らず。
私は驚きで声も出なかった。
まだベッドの中で夢でも見ているのではないか?
そう思った。
「これで信用してくれたかい?」
ジョンが言った。
「ワタシは君の脳に働きかけて、地球人の姿に見えるようにすることも出来る。が、今回は君に信用してもらうために、あえて本当の姿を見せているのだよ」
「分かった」
私は頷いた。
「君が宇宙人…他の惑星から来たと信じよう」
「良かった」
宇宙人…いや、ジョンが笑顔になった。
と言っても眉毛がないので、表情が多少、分かりにくくはあったのだが。
「それで、君は何のために地球へ?」




