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希望  作者: もんじろう
4/11

4

 そんなわけがない。


 少しの間があった。


「マイク、これは冗談ではないんだ。とても大事な話なんだよ」


 ジョンの声は、やはり真剣だった。


 私は困惑した。


「我々の星は…君たちの星の言葉では発音できない名前だ。地球からは、とても離れている。我々が乗ってきた宇宙船なら…そうだな、地球の1ヶ月ほどの時間で行き来できる。我々のテクノロジーは地球より進んでいて、君たちが不可能と思っている事柄に関しても、いくつかクリアしている」


 ジョンはスラスラと説明した。


 しかし私は、まだ戸惑っていた。


 まさか…もしや、ジョンは妄想に取りつかれた危険な人物なのではないか?


 そしてついに、その正体を現したのでは?


 そんな不安が私の頭を駆け巡った。


「その証拠に君の目を治してみせよう」


 何だって?


 ジョンは今、何と言ったのか?


 私が訊き返そうとした瞬間。


 突然、私の両眼に視界が戻った。


 それはあまりに唐突な、拍子抜けするような回復ぶりだった。

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