8話この学園の保健室
「じゃあ、これで少しの間安静にしててね」
「はい、有難うございました」
平馬[へいま]の案内のおかげで、無事に保健室に着けました。
平馬の捻挫も、大した事無くて良かったです。
「でも、ここに人が来るなんて久しぶりね~…まぁこない方がいいんだけどね」
保健室の、おばちゃんが、そんな事を言いました。何かあったんでしょうか?聞きたいんですが・・・何か嫌な予感がします。よし、聞くのやめましょう!
「えっおばちゃん、何かあったんですか? 」
平馬……せっかく聞かないでおいたのに……
「ここって、保健室が2個あるでしょ? 」
「2個!? ・・・すみません」
2個ですって!? そんな学校リアルで有ったんですね。思わず声が出ちゃいました。
「第1保健室と第2保健室だよ、あんたら知らなかったのかい?」
「全然知らなかった・・・」
「僕も~」
平馬もかよ、って馬鹿は風邪をひかないって言葉がありましたね、だからでしょうか?
「渚[なぎさ]、馬鹿ってひどくない? 」
「いきなりなんの事だ? 」
「……(じっ)」
何ですか、いきなり、この人今心読みませんでしたか?やめてほしいものです。
「ごめん……」
またですか……
「……」
この人、ごめんって言っときながら、まだ読んでません?読んでますよね?なら・・・
(平馬、これ以上読むようだったら、おm・・・)
「おっおばちゃん、さっきの続き教えてよ! 」
慌てて平馬が話を逸らしました、やっぱり読んでましたね!
「いや、最近ほとんどの生徒が第二保健室の方に行ってるのよ~」
「何かあったんですか? 」
「実は、新しい先生が第2の方に来たから、皆あっちに行っちゃたのよ……」
はぁ~とおばちゃんが、溜息をこぼしました。
そう言う理由ですか…なら、私はこちらを使うようにしましょう。なぜかって?こちらの方が、(何が、とは言いませんが)安全そうだからです。それに、悪い予感がさっきから、ずっとするんですよ。これは、第2の方で、何か有るに決まってます。
「大変ですね~、じゃぁ渚、そろそろ行こうか」
「あぁそうだな」
「「失礼しました」」
そう言って私達は、保健室を出ました。
出る時に、おばちゃんが『お大事に~』って言ってくれてるのが聞こえました。
(よし、おばちゃんもいい人そうだし、今度からはこっちの保健室を使おう!)
そして、もう1回、私はそう思うのだった。
もうすぐ、夏休みも終わりですね~、2学期になると更に投稿スピードが下がると思います、それでも読んで頂ければ嬉しいです。
後、6,7話の名前に、振仮名付けるのを忘れてました…気づけよ俺!
そんな感じで、誤字脱字有ると思いますので、教えてもらえると助かります。ご協力宜しくお願いします。
振仮名が間違っていたので、訂正しました12.9.20
行間等変更しました12.11.24