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少女達の転生物語  作者: ココア
準備編
7/36

7話~平馬side~

「ねぇ渚[なぎさ]」

「なんだ? 」

「もうちょっと速くても大丈夫? 」

「あぁ構わない」

「じゃ」

 そう言って一気にスピードを上げる。

(この位までなら大丈夫かな? )

 そう思いつつ渚の方を見ると、汗一つかかずに僕のスピードについてきていた。

(渚、運動神経良さそうだし・・・これで頭も良かったら、顔もいいし文武両道とか、すごいよな……)

『あっおいお前ら待て! ! 』

「なぁ平馬[へいま]」

「何、渚? 」

「もう少しスピード上げられるか? 」

「うん、大丈夫。それに、僕これでも結構はやいんんだよ」

 これは本当、僕この学園で1番速いんだよ。……って

「じゃあ、もっと速くしても大丈夫そうだな」

 そう言って、渚がスピードを上げたけど・・・

「このぐらいだったら、ついてこれるか? 」

 そうやって聞いてきた、渚もまだ、スピード上げれるのか……

「うん、もっと速くても大丈夫だよ? 僕結構足速いから、渚に合わせるよ」

「じゃあ、もっと速くてもいいか?」

「うん、これでも僕この学園で、1番足が速いって言われてるんだよ」

「そうか、なら大丈夫そうだな……いくぞっ」

 そう言って、渚はもっとスピードを上げたけど……

「速・・・」

 さっきも言ったけど僕この学園で、1番足速いって言われてるんだけど……

(渚には、かないそうもないな~)

『平馬! やっと捕まる気になったか! そこ動くんじゃねーぞ! ! 』

(やばっ)

 渚の速さに驚いて、固まってたみたい

(早く、逃げないと…って)

「わっ」

 前に視線を戻そうとして、僕はつまずいてしまった。

『平馬! 』

 渚の声が聞こえてきた。いつの間にか渚は、結構遠くまで行ってたらしい。

「いった~」

「平馬、大丈夫か? 」

 そう言って渚が、手を差し出してくれた。

「うん大丈夫、渚って足速いね」

「あぁ良くあいつと走ってたからな…」

 あいつって、誰だろ?でも、覚えてるの2人の事だけって言ってたし、可憐ちゃんと走ってたのかな?

「立てるか? 」

「うん」

 僕がそう言って立とうとした時、足首に痛みが……

「・・・っ」

 捻挫したかな・・・

「捻挫したのか? 」

 渚も気付いたみたい。

「うん、ごめんね~案内しようと思ってたのに」

「いや、気にするな。……それより保健室ってどこだ? 」

「? あっちだけど……ってうわっ」

 僕が話してたら、急に体が浮いたって・・・

「連れてくから、案内してくれ」

 渚に抱えられてるみたいだ、そこまではまぁ良しとしよう、問題はこれが・・・

「どうかしたのか? 」

「渚、何故この格好……」

「運びやすいから」

 お姫様抱っこって事だ、しかも理由が運びやすいからって・・・

「行くぞ、あっちだったよな」

 そんな事を、僕が考えている間に、渚は僕の言った方に走り出した・・・って

(渚、足速っ!! )

 そして、僕等は保健室に向かうのだった。

行間等変更しました12.11.24

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