3話目~平馬side~
今回は、平馬視点です。
そういえば、制服って何に使うんだろう?
ま、いっか。僕が考えててもわかんないし、後でわかるだろうから
「え~と、確かこの中に有った気が……」
それにしても、さっきの2人は兄妹かな?
だとしたら、兄妹揃って美形だなぁ……
う~んなかなか制服見つかんない、クローゼットの中にしまったと思ってたんだけど…どこにしまったっけ?
「あっ」
そうだ、タンスの中に入れたんだった・・・僕って記憶力悪いなぁ……
「あった! 」
見つかったし、考え事しないで早く二人の所に戻ろうっと!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「お~い! 二人とも! 制服持ってきたよ~! 」
流石に、寮からここまで走ってくると疲れるなぁ・・・
「はいこれ…つかれたー」
「わぁ、平馬[へいま]くん早いね~」
「でしょー足速いの自慢なんだ」
これでも、学園の中で一番足が速いんだよ!
疲れたしちょっと座ろうっと、地面もぬれてないみたいだし
「すまない、たすかった。だいぶ走ったみたいだが……大丈夫か? 」
「うん、だいじょーぶだよ」
「そうか、よかった。ちょっとこれ(制服)借りてもいいか?」
「別にいいけど…何につかうの? 」
「いや、この制服着てたら、学園の中に居ても怪しまれにくいんじゃないかと思ってな」
なるほど、確かに学園の中に入るならその方がいいかも
「それに、優と平馬くん、身長もほとんど変わらないから大丈夫かなぁって思って」
そう言われれば、確かに僕とお兄さんはほとんど身長変わんない気がする・・・てか……
「ねぇねぇそういえば、君達フルネームでなんてゆーの?僕は、紅野[こうの]平馬だけど」
「あぁ、そういえばまだだったな、私は渚[なぎさ]優[ゆう]。そういえば、名前しか言ってなかったな」
「私は、純[いと]可憐[かれん]だよ! よろしくね! 」
そうやって、渚(苦笑しながら)と可憐(元気良く)教えてくれたけど、兄弟じゃ無かったんだな・・・
そういえば、なんで渚、“私”って言うんだろ、まぁ一応男でも、私って言う奴居るか……
「じゃぁ、ちょっと着替えてくるか」
「はっ。もしや優ここで着替えるの? 」
「いや、さすがにそれは……あそこの茂みで着替えてくるよ、可憐、平馬に迷惑かけないように待ってるんだぞ? 」
「は~い」
渚と可憐ちゃん本当に兄弟みたいだなぁ……
「じゃあ、平馬もちょっと待っててくれるか? ここ(学園)を案内して欲しい」
「うん、いいよ」
やっぱ渚は、可憐ちゃんと話す時はちょとだけ、口調とかが柔らかくなるなぁ・・・
「じゃあちょっと行ってくる」
そう言って渚は、茂みの方に走って行った
「平馬くん見に行ったりしたらダメだよ? 」
「? だいじょーぶだよ、僕にはそうゆう趣味(BL的なの)無いから」
僕、男に興味があるみたいなこと言ったっけな?
ただ単に、二人の仲がいいからかな?うん、きっとそうだ
「(趣味って覗きの事かな? )そっか、ならいいや」
んーでも、こんな小さい子に心配されるのって何か変な感じだな~
はい、平馬くん見事に渚の事を、男だと勘違いしてますね(笑)
可憐は、年下だと思われてます。いつ勘違いが解けるんでしょうか?
行間等変更しました12,11,24
コ「どうやったら、読みやすくなるんだろう…」
14.2.13ちょっと変えました。ですが物語に変更は有りません。