21話 青木先輩すげぇ
「平馬[へいま]」
そう言って先輩が平馬の方を向きました。
……はっきり言うと、先輩の笑顔が恐いです。
「は、はい!」
平馬の顔がみるみる青ざめていきます。
それより、声が裏返ってますが……
「どうゆう事ですか?」
先輩•••目が笑ってないです。
「えっえっと•••実は、渚[なぎさ]は今日転校してきたので……」
「それが、どうかしたんですか?」
「えっえっと……」
平馬、もう涙目ですよ。
「まさか、今日転校してきたばかりだから、許してた。なんて言いませんよね?」
「すいませんでした!!」
「君は、自分の立場が分かっているのですか?」
「「•••」」
私と可憐[かれん]は、さっきから空気状態ですよ
{優[ゆう]、どうしよう?}
{そろそろ気の毒になってきた……}
私達が目で会話してる間も、ずっと先輩の話しが続いています。
{だね、そろそろ助けてあげようか}
{あぁ}
「えっと•••青木君。結局優がどうかしたの?」
「あぁすみません、話しがそれましたね」
そう言って、先輩がこちらに向き直します。
ちょっとは、空気が軽くなりましたが……
(先輩恐ぇ)
今平馬が頷いた気がしましたが……もう気にし無い事にしましょう。
「その頭、染めましょうか」
……ゑ?とても良い笑顔ですが、今先輩何て言いました?
「えっと……どうゆう事ですか?」
「ですから、その染めた頭(銀髪)もと(黒色)に戻しましょうか」
えぇーと……とりあえず先輩は、染めた頭を戻せと言っているんですよね?
「先輩」
「どうかしましたか?」
言いにくい……でも言いたい•••
「これ(髪)染めてないんですが•••」
「えっ」「•••」
平馬は驚いてますが、先輩は逆に何やら考え始めましたよ。
「もしかして、君達は黒国[くろこく]の出身ですか?」
「「……っ!」」「黒国?」
黒国は、私達が死ぬ前に住んでいた場所です。
なのに何で先輩が黒国の事を知っているんですか!?
「やはりそうでしたか•••」
「お~先輩! どうしてこんな所にいるんですか?」
いきなり、今まで聞いた事無い声が聞こえてきました。
「こんな所ってお前な……」
「てへっ♪」
「てへっ♪ っじゃねぇよ!」
「平馬、その娘はだ一一「柏木[かしわぎ]さん、やっと来ましたか」•••」
先輩は、私のセリフに被せるのが好きなんでしょうか?
「丁度良いですし、2人共借りて行きますね」
「わっ」「わー」
先輩力持ちですね。今私達2人は先輩に連行される形(腕を引っ張られてます)で引っ張られてます。
なんででしょうね、ただ引っ張られてるだけなのに、全然逃げれるきがしません。
(やっぱ、先輩恐ぇ)
コ「前回短すぎたな……」
氷「今さらだな」
コ「すいませんでした!後氷裏出番出来なくて、ごめんね」
氷「別に…、後誰に謝ってんの?」
コ「ノーコメントで」
氷「……」
すこし変えました。14.3.18




