2話目準備
「ところで、君達どうしてあそこに居たの? 」
さて、どうしましょう。転生とかは信じてもらえないでしょうし……こまりましたね
「実は、私達にも、わからないんだ……」
「え? 」
可憐の言葉に、相手も驚いてるようですね。
でも、ここの事は何もわからないので、-私の良心が痛みますが-記憶喪失って事にしておきましょう。
「実は私達には、おたがいの事以外には必要最低限の記憶しか残って無いんだ……」
「えぇ!? 」
相当驚いてますね、これで先ほどのしかえ・・・ゲフンゲフン。信じてくれてるようですね、やっぱりこの人は良い人っぽいです。
単純バ……何でも無いです。
「あの、それよりここどこなの? 」
お~、さすが可憐〈かれん〉私の考えが、わかったみたいです。でも、それよりって…
「それよりって・・・こっちのほうが大切な気がするんだけど……」
平馬〈へいま〉……でしたっけ?も、私と同じ考えのようです。まぁ話題を変えるためにも、可憐の話題に乗ってみましょう。
「いや、結構大事だよ、だから、此処が何処なのか知りたい」
「ん~、此処は、夏白〈なつしろ〉学園って言うんだよ」
平馬は、結構バ・・・単純みたいですね。最初に出会ったのがこの人で良かったです。
「よかったら、案内しようか? 」
気も効くようですね。その提案は、こっちとしてはとても嬉しいのですが・・・
「私達、勝手に入って大丈夫なのか? 見たところ、許可書とかは無いんだが……」
「そう言われればそうだね~いいのかな? 」
「えぇ~!ここにいるって事は、許可書もらってると思ったんだけど、じゃあ、どうやって入ってきたの? ・・・って記憶がないんだっけ」
いきなり、記憶喪失設定が役に立ちました。平馬は、いろいろ考え込んでますね。
「そうだ! 平馬くん、制服持ってない?」
「えっ、一応、予備があるけど・・・」
「今すぐ、持ってこれるか? できれば早いほうがいいんだか・・・」
「あ、うん待ってて」
そう言って平馬は、別の建物に向かって走っていきました。
「可憐、たぶんお前には大きさ合わないと思うぞ? 」
「さすが優〈ゆう〉、私の考え分かったんだね」
「あいつの、制服着て潜り込むって事だろう? 」
「うん、その時に、編入させてもらったらいいかな~と思って」
そんな簡単には行かないと思うんですが……まぁ気にしないことにしましょう。
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コ「どうやったら、読みやすくなるんだろう…」