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不細工だと速攻追放された異世界召喚され男は野人を経て最強となる  作者: どらいあい


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第6話 『襲撃』

「ヤツが、ヤツが現れたぞーーーっ!?」「そんな…送った戦闘員は全滅したと言うのか…」「逃げるんだ、逃げるんだーー!」「嘘だ、嘘だと言ってくれ」


 エリンダにその犯罪組織のアジトとやらまで案内を頼み移動することしばらく、本当にそれらしい場所に辿り着いた。

 遺跡というよりは秘密基地のような機械的な物で作られた建造物が幾つもある。


 ちなみにここは樹海の入り組んだ奥に隠されるようにしてあった、まさに秘密基地ってな感じだ。

 そしてその秘密基地の前には白服を着た研究者みたいなのが何十人と並んでいた。


 ソイツらは俺が姿を見せるとあんな感じで狼狽しまくり始めたのだ、まるで何かを期待して待ってたら全く待ってなかったヤツが来てしまったかのような、失礼な態度である。


「……なんか異様にビビられてる気がするな」


「そうでもないわよ? むしろ当たり前って感じがするわ、それだけさっきまでの貴方ヤバかったし。まあ私達支部から呼んだ戦闘員が貴方を始末して帰還するのを期待してたんでしょうね」


「……ふ~ん」


 そんな会話は彼女から渡されたイヤホンを使って行われている、なんか近くに落ちてたバックパックから取り出したのを渡された。

 一応は生存してる事を秘密にしたいらしく秘密基地が見える所まで案内したら彼女は姿を隠してしまった。


 ここからは俺一人で行動開始だ。

 取りあえず目の前の秘密基地の入り口だ、なんか研究者みたいなのが全員中に避難したら重厚な扉が閉じられてしまったのでそれを破壊する事から始めよう。


「これも一応は魔法なのか? なんか名前とか……なくていいか」


 なんかあったような気もするが、技名叫ぶのも恥ずかしいのでなしで行こうと思う。

 俺は橙色のオーラ、まあエリンダ曰く魔力を右手に出現させる。それを塊にして飛ばした。 

 魔力の塊は重厚な扉にぶち当たると大爆発、扉を粉々に破壊した。


「はい開門完了、さくさく行くぞ~」


「………」


 なんかイヤホンの向こうのエリンダがまたもやドン引きしてる気配を感じる、内心俺もこんな得体の知れない真似が当たり前のように出来る事にドン引きしてるのでそれも仕方ないかもと思い始めていた。


 まっそれはそれとしてやることを進めよう。


「ひいいっ黒の怪物が、黒の怪物が来たぞー!」「もうお終いだ、俺達はヤツに頭から食われちまうんだ」「ちくしょう、こんな所で…まだ研究は完成してないのに!」「転移装置のある部屋へ行け! 支部なら何処でもいいから逃げるんだ!」「あんなのに犯されるなんて冗談じゃないわ!」


 秘密基地を練り歩くとあっちからもこっちからも研究者達の叫び声が聞こえる、中にはやたらとイラつかせる内容までハッキリ聞こえるのは俺の聴覚もレベルアップしてるからなのか、無駄に心にダメージを負いながら探索をしていった。


 すると研究者達はほぼ全員が同じ所を目指して移動している、恐らくは叫び声の中にあった転移装置とやらがある部屋に行ってるんだろう。それもエリンダから少し話を聞いていた。


 何でも海の向こうにある大陸、そこに無数にある支部からこの樹海、と言うか樹海が広がる島へと一瞬で行き来出来る魔法を再現した装置があるらしい。


 凄いよな、魔法が凄いのか機械文明が凄いのかよく分からんがとにかくすげぇとしか言えないな。まさに昨今の物量問題を解決出来てしまう夢のマシーンじゃないか。


「何より……その機械があれば俺は……俺を追放したあんのクソ女魔道士やカス王がいる国に舞い戻る事が出来る!」


 メラメラと復讐の炎が燃え滾る。

 あの時の理不尽と屈辱は何一つ忘れてはいないぞカス王。

 確か国の名前はワーゲスト王国だったな、後でエリンダにその国に、或いは一番近くにある犯罪組織の支部とやらに行く方法さえ分かれば-


「俺の復讐が始まるんだ!」


 そんな訳でやる気もマックス。ガンガンと秘密基地を進む。

 研究者達は悲鳴を上げながらただ逃げていくだけなので相手にしないでいい分かなり楽に進めてしまっているぞ。


 仮にも犯罪組織とかってならもう少し手荒い歓迎を想像していたので拍子抜けだ。

 ……まさかあのエリンダに騙されてる、なんて可能性はないだろうな。

 そんな事を考えていたその時。


「よくも私が任されている本部を土足で踏みにじってくれたわね、黒の怪物!」


「………あ?」


 現れたのはやたらと露出度の高いほぼ水着みたいな格好をした変な女性だった。

 髪型はツインテール、色はピンク、瞳の色も同じだ。年齢は俺と同じくらいか?

 つまり結構キツいなって印象を受けた、特にピンクってのがね。プロのコスプレイヤーならまだ分からなくもないけどコイツは絶対に違うんだろうな。


「なんだ露出女、そんな馬鹿な格好をして撮影会でもしてんのか?」


「だ、誰が露出女ですって!? 薄汚い野人風情が図に乗らない事ね。食らいなさい! ハイテンプテーション!」


 不可侵の何が俺に当た……たらはじけて消えた感覚があった。なんだ今のは?

 分かる事は一つだけ、コイツの魔法だかなんだかが不発に終わった。


 て言うか薄らと覚えてる記憶の中にコイツがいた気がする。そしてその時も今回と同じような事をして何もなかったような。


「………今、何かしたか?」


「そんな、前回とは違う、新たに覚えた上位の魅了魔法だったのにまるで効いてないって言うの!?」


 なんか前回とは違ってたらしい。何の効果もなくてすまんね。

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