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jade ~インチキ占い師の予言の行方~

作者:遊喜 猫
 大学生の橘灯里はバイト先の児童養護施設の目の前の酒屋の軒先で営業をする占い師と出会う。ある日、その占い師に「厄難の相がでている」と言われた灯里。その予言の通り、数日後、突然施設がテロリストの一行に占拠されてしまう。
 彼らの狙いは大手製薬会社で発明された新薬を奪うこと。実は灯里は数々のセキュリティシステムに登録しているその製薬会社の社長の一人娘だった。
 新薬を手に入れるまでに与えられた期限は一週間。施設を人質に取られた灯里が警察に駆け込んだりしないよう、海外の軍事訓練を経験したというコードネームJadeと名乗る男を監視役に付けらてしまう。
 彼を振り回そうとする灯里だったが、薬の秘密やそれを横取りしようとする新たな組織の登場で、お互いしか頼ることが出来なくなった二人は協力関係を密にしてゆく。 
 しかし、薬を巡っての争いの最中、 Jadeは灯里を庇い銃弾に倒れてしまう。
 Jadeが居なくなってはじめて知る彼の本当の正体に驚く灯里。
 見事に灯里の不吉な未来を言い当てたインチキ占い師が最後に告げた新たな予言とは……。
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