自分をモデルにするのをやめてみる
今更言うまでもないが、私はエッセイ以外亀更新だ。
何故そうなってしまうのか、改めて分析してみる。
まず、エッセイをほぼ毎日書き続けられている理由だが、基本的にその日にあったことや考えたことを書くだけなのでそこまで書く内容に悩む必要がないからだろう。
仮にアイデアが思いつかなくてもその日の天気や何を食べたかを書けば十分投稿できる。
では物語を書き続けられない理由は何か。
いつも思い付きで頭と尻尾の部分だけを構想して肝心の胴体を考えられないまま書き始めているから、というのもある。
ただ、主人公の性格が私の書きたい物語とマッチしていないというのも大きいだろう。
「唯一無二」や「蟷螂は祈らない」の主人公のモデルは私だ。
これは彼らと一緒に自分も成長できれば、という願望や、物語の中でなら自分も異世界で活躍できる、というある種の逃避などが合わさった結果だ。
しかし、私は基本的に危ないことからは遠ざかり、公務員などの安定した職に就きたいという考えの持ち主。
冒険という危険だらけの行為を行う自分がいまいち想像できない。
もちろん公務員が主人公の小説も多く存在する。
しかし、彼らもいろんな厄介ごとに巻き込まれている。
そうでないと物語が進まないのだから当然だ。
自分ならどうするか。
いくら考えても逃げるか頼れそうな人に任せるかの二択しか出てこない。
主人公に活躍させたいのに、サブキャラばかり目立ってしまう。
私と同じ性格にしてしまったら1ページも書けないのは当然のことだった。
なら自分とはまったく異なる人物をメインキャラにしてしまえばいい。
女主人公がいい例だ。
そういえば女性が活躍する長編はまだ書いたことがない。
なら次回作は聡明な少女をメインキャストにしよう。
丁度いいことに女主人公のコンテストもある。
もっとも、あくまで書けるかもしれないというだけで本当に書けるかどうかはまったくわからないが。
ただ、少なくともこのまま自分をモデルにしたキャラを作り続けても次の展開を想像できないことだけは確かだ。
さて、次はどうすれば物語を連日投稿できるようになるか考えなければならない。
今までとは違うやり方が必要だ。
そこで考えたのは時間制限を設けることだ。
スマホのタイマーで30分から60分測り、その間だけ全力で書いてみる。
例えば、今日投稿したショートショートはテーマやそこから連想した文章、下書きなどをそれぞれ時間を区切ってノートに書いたものをWeb小説化してみた。
テストと同じで時間制限があった方が集中しやすい。
ショートショートぐらいであれば絶対に書けないだろうと思っていたテーマでも案外形にはなる。
この方式で毎日ショートショートを作り続ければ、いつしか物語を投稿することにそこまでエネルギーを必要としなくなるだろう。
そう、いきなり長編に挑んだのも間違いだった。
まずはショートショート、次に短編、連作短編、そして長編といった風に段階ごとに長くしていけばいい。
というわけでまずは明日早起きして一作書いてみよう。
何故今日からではないのか?
今夜は古本屋で5分で読める短編をたくさん読んで参考にしたい。
星新一さんの作品も教材になりそうだ。
あの人はどうやってアイデアを出していたのだろう?