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少年は世界を救わない  作者: 怠惰猫 Zero
8/9

第八話 魔法実験

 今回は最近だと短め(三〇〇〇字くらい)

 言い訳としては家のルーターが一時的に沈黙したためやる気がダウンしWordなどで書く気が無かったからです

「さて、腹ごしらえも済んだことだし、特訓の時間だ」

「おおう、ギルドの訓練場来た時点で察してたが……サンドイッチが満腹になるくらいの量じゃなくて良かったぁ」


 心の底からそう思っているように優也は両拳を全力で握りしめていた。

 そんな二人がいるのは優也が言ったようにギルドの訓練場。

 主に初心者のための空間で、僅かな金を払えば自由に使うことが出来るただただ広大な土地の無駄遣いと言われている場所だ。

 なぜ土地の無駄遣いと言われても広大なまま残っているかというと、その場所が工業区に面していて住民からは批評が出ないことと魔石などのドロップアイテムをもたらすのが冒険者でありそのための空間であるため生産性を考えると文句を言い辛いのである。


「得物は短刀と短剣だけか?」

「ああ、貰ったのがこれでな。それに多分今の力じゃ剣を振っても重さに負けると思うし実戦って体術ありきだから扱いやすいリーチの短い武器で少しずつ体術を身に着けたほうが良いだろ?」


 戦いの技術というのは一切戦いに身を置いていなかった者が短期間で身に着けられるほど甘くはない。

 そして長物というのはそれだけ距離に応じて扱いが難しくなる。

 例えるならば近くの者のグローブへ正確にボールを投げ渡すことが出来ても遠くの者のグローブへ正確にボールを投げ渡すことが容易ではないのと同じ。

 距離が出れば出るほど狙いをつけることは難しくなる。

 近くの者にすらロクにボールを投げられないノーコン野郎が遠くの者へまともに投げられる可能性は限りなく低いのだ。


「それでいい。そもそも力で押すタイプじゃないだろ? もしそうなら私とスタイルが被るから今すぐ変えることをおススメしていたところだ」


 その意思は固い、と言わんばかりに拳を握りしめて力強くそう話すアリサに優也は「自分勝手すぎるだろ」と楽しそうに笑う。


「まあ今自分がするべきことを理解しているなら話が早い。やるのはまず素手での組手だ」


 ニヤリと笑うアリサはすぐにでも始めようと言わんばかりに荷物を離れた所に投げた。

 それを見て優也も同じように鞄を投げ、鞄の中の武具がガシャンと大きな音を立てたのを聞いて一応と腰の短刀も外し投げた。


「ふッ!!」

「――ぶねぇッ!」


 投げた短刀に目を向けている隙に突如アリサが優也に襲い掛かる。

 視線を正面に戻そうとしている瞬間だった優也はまさに間一髪、髪の毛を脚が掠め頭皮がその風圧を感じるほどギリギリで回避に成功した。


「お、九割方当たると思ったんだが……運が良かったな」

「おいおい、俺の実力を生んだなんて言葉で片付けるなよ」


(っぶねー!? ビビった、超ビビった! 蹴る時はちゃんと蹴りまーすって言ってから蹴れよ、当たっちゃうだろうが!)


 平気そうに振る舞って実力だと鼻を高くして威張るもののその内心では訓練の意味がなくなるようなことを言うほどに動揺を極めた優也。

 だがあながち実力と言っても間違いではない。

 ステータスが上がっていようと少なくともこの世界に来た時点の優也では確実に反応出来なかった攻撃なのだ。

 これまでの訓練と今日の実戦で僅かながら磨かれた優也の戦いの勘というものあっての回避だった。


「ま、これからも何も言わずに蹴るし殴るし投げるから……精々油断すんなよッ」


 言い終わるのと同時に爆発的な加速を見せ殴りかかるアリサ。

 ステータスの圧倒的差に優也はその移動を把握することが出来ない。

 だが優也はそれを危なくはあるものの完全に回避する。

 それは今はまだ鈍い勘、というものではなく見て避けたのだ。

 移動の把握は出来ない。

 だが優也はその始点と終点を捉えることは辛うじて可能だった。

 突如目の前に現れ驚愕を露わにしながらも場所を固定したその終点から繰り出される拳を僅かに目にする事が出来、それを避ける。

 言ってしまえばアリサの手加減あってのモノ。

 それは優也とて理解している。

 だが理解したからと言って優也はそれに我を忘れることはなく、越えねばならぬ壁として冷静に捉えていた。


「初心者に! する攻撃じゃ! ないと思うんだが!?」


 繰り出される攻撃は威力速度頻度ともに優也が今出せるものを上回っている。

 的確に顔の中心や顎を狙ってくる拳、体勢を崩そうと膝裏や脛を刈り取るように振るわれる脚、自分のペースに持ち込もうと打ち出した拳を的確に掴み投げようとする腕。体力のある今は良いが体力を消耗し正常な思考力を失った後半では直撃は免れない。

 今は躱し、直撃を避けられているとはいえいつ終わるかの分からないこの組手ではそれもすぐに終わってしまうだろう。


「ダイジョーブ! お前がちゃんと動けばギリギリ躱せる程度に手加減してる!」

「アリサ、それ大丈夫やない。命握ってる言うんや」


 優也のステータスを全てにおいて上回る攻撃、命は大げさだとしても顔に当たれば鼻から出血大サービスは間違いない。


「人に教えるのは初めてだが意外と手加減出来るもんだな!」

「当たれば重傷は! 手加減に認めん!」


 そう言い争いはするものの優也は着実にその回避速度を上げていた。

 回避だけでなく攻撃を受け流すことも出来るようになり、少しずつ精神的な余裕を取り戻しつつあった。


「だが……喋る余裕も受け流す余裕もあるようだな」


 喋っていたのは初めからではあるがその会話内容に冗談が混じっているのは事実。

 余裕が出てきたと理解したアリサは慣らしの為に抑えていた力を僅かに解放させる。


「ア、アイエエエエ! ハヤイ!? ハヤイナンデ!?」

「強くなるためには……追い込まねばなるまい」


 それまで直線的だった軌道に少しずつ虚が混ぜられ始める。

 虚と実の見分けはつきやすいものの惑わされると確実に対応が遅れるため軌道を途中まで見るだけで良かった攻撃が最後まで見なくてはならなくなった。


「脳筋理論やめれ!」


 加減を誤れば死にかねない脳筋理論に優也は当然のように拒絶する。

 だがアリサは笑みを浮かべるだけで攻撃の手を緩めようとはしない。


「誰かを鍛えるというのは楽しいな!」

「弱い者いじめかゴルァ。下見て楽しむ前に上見て励めや!」


 アリサの言葉をケンカを売っていると勘違いした優也は売り言葉に買い言葉といった様子で声を荒げる。


「いや、そんな理由じゃないさ」


 ニヤリとそう笑うとアリサは興奮したように手加減を間違え、虚だった攻撃を実としてしまった。

 当たらないと思っていた攻撃が途中で軌道を変えて直撃コースとなったことに優也が咄嗟に対応出来る筈もなく、直撃を受けた優也は無抵抗のまま背後に七メートルほど吹き飛ばされ地面に沈む。


「んんん~。スマン!」

「いや……これ……そういう次元じゃない……。胃が蠢く……腹が動かん」


 涙目になり必死に嘔吐感を抑えながら仰向けに倒れる優也。

 呼吸も激痛への抵抗も中途半端な状況にこのままだと本当に吐くと察知し、一時的に呼吸を止めて腹部に力を入れることに全力を費やす。

 力みで激痛に対抗しようという目論見通り一〇秒ほどで耐えられないほどの激痛ではなくなり、苦しくなり酸素を求めるあまり心臓を急かしていた肉体に従うように深く呼吸をした。


「あ゛あ~。辛かった! 殴られて吐き気したの久々だわ!」


 ストレスを叫びで解消するように勢いよく立ち上がり叫んだ優也はまだその時ではなかったと言わんばかりに口元を抑えて顔色を悪くする。


「ほ、本当に悪かった!」

「いや、別にもう良いけどさ? 魔法のお陰で回復もしたし」


 優也のその言葉通り殴られたことに関しては全く気にしていない。

 間違えたとはいえ手加減されたものだったということや吐き気がするだけで吐いてはいないという事実、悪気があってやったワケではないということを理解している為優也は殴られたことへの怒りは感じていないのだ。

 そもそも優也としては悪意に満ちた本気の拳を受けたことがある上に自分の優先度が基本的に低く、後に影響しなければそれは一時の感情だから構わないという認識なのである。

 気にしていない、というのは優也の本心なのだ。


「そ、そうか。なら休憩も兼ねてお前が森で見せた魔法の練習でもしよう」

「ん? ああ、けどあの時ほど威力は出せねえと思う」


 足元の影の感触で確信する優也は痛みを忘れるように深呼吸をしてから邪獣の血液を大量に出す。

 その量は四時間の探索の甲斐あって優に二人の容積を超えていた。


「……不気味だな」

「そりゃ血だもん、見慣れているとはいえ普通はそう思うもんだろ」


 優也のような『血? そう血ね、だからどうしたの?』という血を生物に必須のただの赤い液体としか認識していないような人間や血に興奮を覚えるような特殊な人種でなければそれが普通の反応である。

 勿論優也は血への認識は低いもので、平然と血を握ったり手に血を纏させたりと色々実験していた。


「血そのものから影の力が湧いてるからある程度影を纏わせることが出来るが……如何せん弱くてロクな攻撃力にならんな」


 影の力は血液量に比例して増える為自由に形を変えて短刀から太刀に変えてもその切れ味が変わることはない。


「それってどういうことが出来るんだ?」

「知らん! なんせまともに使ったのは今日が初めてだったからな!」


 知らないことは正々堂々知らないと言いたくなってしまう性格の優也は誇れる内容ではないにも関わらず清々しい表情で胸を張る。

 活用方法を移動などのヒマなタイミングで考えているものの一切思い浮かばずアイデアに猫の手も借りたいと何気なく血を猫の手の形にして自分の掌に向けて強めに意識して攻撃する。


「猫パンチ! 猫パンチ!」


 だがやはりロクな威力は出ず、あまりにも頼りない威力の猫パンチは優也の掌をペチペチと叩くだけで痛くも痒くもない。

 そもそも自身の魔力で操っている優也は大量の血の重さをほとんど感じることが出来ず、元々は体重の七~八%を占めるハズの重みを疑ってしまう。


「アリサ、ゆっくり少しずつ量を増やすから手を出してくれ。不快感に関しては……まあ、頑張ってくれ」

「仕方ない。さっきやらかした詫びの一部として手伝おう」


 戦ったワケでもないのに血に触れるという奇妙な状況に僅かながら不快感を抱きながらもさっきの事に責任を感じているアリサは仕方なくそれを受け入れた。


「んじゃ色々実験するから最初よりも重いと思ったら言ってくれ」

「分かった」


 渋々といった様子でそう答えるとアリサは両手をくっつけた状態で差し出す。

 どの実験から手を付けるか、と少し考えた優也は大量に呼び出した血液から拳ほどの量を分けてアリサの掌の上に載せた。


「軽いがちゃんと少しは重みがあるんだな」


 優也も感じたようにアリサも僅かながらその重みを感じ取る。

 その反応を確かめた優也は少ししてから血液量を増やすのではなくアリサの手の上に載った血液を下方向に動かした。


「おおっ!? 重くなった!」


 実際の重量は変わっていないものの力を下に向けて掛けたためアリサは『重くなった』と勘違いをしてしまう。


「じゃあ次は単純に血液の量を増やす」


 血液そのものに魔法を使って掛けた力は他のものにも影響を及ぼすということを理解した優也は血に掛けていた下方向の力を解除した。

 次いで今なお宙に浮く巨大な血の塊からアリサの手の上に載るものと同じほどの塊を複数を取り分け、少しずつアリサの手の上に追加する。


「重さは血の量に依るんだな」

「なるほど、じゃあこれはどうだ?」


 少しずつ理解するように手掛かりを掴む優也はそう言ってさっきと同じように下方向に力を加える。

 するとアリサの表情が目に見えて険しくなった。


「さっきアリサが『重くなった』と言った時の重さと比べるとどうだ?」

「ヤバい……手ぇ伸ばしてる所為もあってクソ重い」


 かなりの重量を掛けることが出来ることを知った優也は力を抑えアリサの手の上から血液を退ける。


「なんか壊しても良い的とかないか?」


 これまでの実験の結果から思いついた攻撃方法を試そうと手頃な的を探す優也は腕の疲れを取ろうと腕を振っていたアリサにそう訊ねた。

 だが生憎と素振りやランニング、組手などでしか使われているのを見たことがないアリサは残念そうに首を振る。


「しゃーねぇ、自分で作っか」


 無いモノは自分で作るのスタンスで優也は的を作る場所を明確にするために少し離れた場所に両手をかざし、その形大きさ強度などを今再現可能な最高値へ近づけるために余計な情報をシャットダウンするべく両眼を閉じその脳内に明確で強固な壁を想像し、現実のものとして創造した。

 高さ三メートル、幅五メートル、厚さ五〇センチの表面に凹凸をほとんど見つけられないほど美しい形状の壁は土を素材にしながらも優也のそのイメージに従って特性を変化させ土からは離れ頑丈な石に近い。


「そのうちイメージ時間の少ない実戦でもコレを出来るようにしねーとな」


 一応強度を確かめるべくそれなりに力を入れた蹴りにビクともしない壁を触れながら高速戦闘下での目標の一つを定める優也は壁から距離を取り、収納していた血も追加して形を定める。

 二秒で形成、一秒で全体に影を纏わせたそれは言い表すならば『巨大な両腕』

 硬さと攻撃力のために複雑に全体に行き渡らせられた影の影響でその巨大な腕は根元から指先まで赤と黒の混在し、酷く禍々しい。


「うおぉ、カッケェ」


 それを生み出した本人は大層ご満悦な様子でイメージしやすいように動作を自身の腕とリンクさせる。

 完全に優也の腕と相似形というワケではなく、切り裂けるように指先は鋭く貫けるように細く強固に造られた腕。

 肉の腕を動かせば同様に血の腕も動く。

 体運びに応じて血の両腕はその位置関係を的確に変え、的への攻撃の前の練習に調子が乗った優也はそのまま素早く構え壁に向かって拳を伸ばした。


「う、うん。マジかい?」


 攻撃した優也自身、壁の強度は理解していたため『罅は入ったらいいな~』程度にしか考えていなかった。

 けれどもその想像を血の腕は遥かに超え、壁を見事なまでに粉砕する。

 強度を優先したため腕に異変はない。

 攻撃に特化した状態ではないのにもかかわらず、ただ純粋な物量攻めだったにも拘らずこの威力。

 優也は密かに恐怖し、口角を吊り上げる。


「よっし、この技は今から【黒の鉄槌】だ!」


 威力に内心ビビりながらも誇らしげにそう宣言する優也。

 そんな虚勢を指の震えから理解したアリサは少し呆れながらも力に慢心しているワケではないことに喜び微笑む。


「森みたいな周囲に障害物が多い所だと使えなさそうだな」

「うっ……その通り。フハハ! だが諦めぇん! この程度で諦めるような楽な根性だったらもっと楽な人生を送っているものだ!」


 アリサの指摘に呻き声を漏らしながらも愉快に笑う。

 そして黒の鉄槌を解除し、当てる事だけを重視し瞬時に生み出した複数の土壁に影を纏わせた血の弾丸を打ち出す優也。

 血の量など微々たるもので魔力量の少なさから影の強度も不十分な血の弾丸は正面から壁に当たるとそのまま落下し、土壁の端の方に当たった弾丸は僅かに土を削り途中で落ちる。

 攻撃力の低さにすぐさま方法の切り替えを計った優也は野球の玉ほどの大きさの塊を生み出し、それを手に握り全力で投げつけた。

 狙いは珍しく正確に通り、正面から当たった球は僅かに表面を砕いて落下する。

 ならば、と今度は魔法で風を操り腕に風を纏わせ投球スピードを上げたうえで球自体にも風を纏わせた。

 正しい風の纏わせ方が分からず数回地面に球を落としながらもコツを掴み的確に風を纏わせた球は貫通までとは行かずともそれなりに深く土壁を穿つ。


「見よ! これが諦めの悪い俺の実力だ!」


 そう言って生み出したのは血で出来た弓と矢。

 ただ普通の弓とは違い形を与えただけの血の塊ゆえに弓幹ゆがらのしなりも弦の張りもなく、通常の弓が果たす役割を全て自身の血液操作で行わなくてはならない。

 操作としてはかなり複雑であり難解なモノだが調子の良い優也は確実に出来るという自信を持って右手に矢を握る。

 足を開き、腰に手を当て、矢を番え、弓矢を持ち上げ、弦を引き、狙いを定め、矢を放ち、その行方を見守る。


「……」

「ち、違うんだ! そう、きっと風が吹いたんだよ!?」

「今もさっきもずっと無風だが?」


 弓も矢もコレと言って問題はなかった。

 問題があったとするならば優也の方。

 素人が、通常の弓以上に複雑な動作をこなしながら並行して正確な狙いをつける、というのはまず無理な話だ。

 狙いは土壁の中心から離れ、土壁の角を射抜いていた。

 緩やかな山なりの軌道を描いた矢はそのまま遠く離れた地面に突き刺さっている。


「……認めよう! 今はまだノーコンだと!」

「威張るな」


 いっそ開き直ってやろうという考えで優也は血液操作で使った全ての弾丸や球、矢を回収収納し、両手を腰に当てて高らかに笑った。

 そんな真面目か不真面目かを計りかねる優也にアリサは頭痛を堪えるように頭を抑え溜め息を吐く。


「どうした? もしかして:熱中症!? 無理は良くないゾ!」


 やはりふざけた調子で話すものの本当に心配しているらしく、魔法を使ってアリサの周囲の空気を操作しながらゆっくり空気を冷却する優也にアリサはどうすれば良いのか分からずに結局溜め息を吐いた。

 鍛えるのが楽しいといった時の理由としては、優也はかなり追い込まれたギリギリの状況や格上との戦いの方が圧倒的に強くなるのが速いと知ったからです(決してイジメっ子理論じゃない。イジメ良くない)



能力に関する設定 その一


 能力における『~適性( )』というのは適性(極)の世代唯一能力を除いてただ単純に習得のし易さや威力の補正が掛かるだけで基本的には誰でも使うことが可能

 簡単に言えば『適性がないのと使えないのはまた別の話』というワリとよくある設定です

 ただそれでも能力に依らない純粋な適性というのはあり、誰でも使えるが使いこなせるかは分かりません

 優也はタグの通りチートキャラ(予定)なので修練の時間さえあれば全て扱えます、アリサは魔法術の純粋適性は皆無

 結論:能力適性はあった方が楽だが人によってはなくてもイケる

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