表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/82

姫君のおっぱいが大きいというのは本当ですか?


「今日は何勉強するの?」


 後ろで今日もいつも通り水着姿の沙音華が聞いてきた。まあ……おっぱいも含めて動きやすいしこれが落ち着くのかな。まさかそのまま大学行ってないよな?


「今日は……明日の古文の予習だ」


「古文って……泰成一番苦手で模試も低得点なやつじゃん」


「苦手というか……わからん。全てがわからない。読めそうで読めないのがいらいらする……」


 なんで女の子を見ると胸に視線がいってしまうのか。どうして古文を見ると目を背けてしまうのか。足して2で割りたい。


「まずは、動詞と助動詞の活用。ここをマスターしないとだね」


「それがむずいんだよな……」


「こういうのは毎日繰り返して、あとは実際に文を読みながらだよ」


「でもさ……古文って文の内容つまんなくね」


「そんなことないよ。泰成の好きなラブコメみたいなもんでしょ」


「いやそれはない」


 沙音華あんまりラブコメ読んでないだろ。和歌なんて送りあってるラブコメないぞ。大体和歌ってはっきり言わないからわかりにくいんだよな。


「でもさ、少しは楽しいと思わないと」


「そう思えたらいいんだけどな……」


 僕は古文のテキストを開く。


 沙音華が後ろからのぞいてきた。前に古文、後ろにおっぱい。まずい百八十度回転方位磁針になりそう。


「へー、この姫君、巨乳らしいよ?」


「マジで? そんなこと書いてあるの?」


「あるよ。ちゃんと読んでみ。棒線引かれてるところは重要だから品詞分解してね」


 ああ、やってやるさ。この手で姫君が巨乳であるってことを証明してやるぜ。


 そうして沙音華のおかげでやる気が出た。




 そして全部読み終えて、設問にも答え、棒線部は品詞分解もした結果。


「書いてないじゃんかよ……」


「でも予習は終わったね? それに、ちょっと面白いと思わなかった?」


「面白いとは思わなかったけど……苦手意識は少しなくなったかもな。沙音華、ありがとう。僕を騙してくれて」


 僕はそう答えて、次のページをめくった。


 補充問題にも手を出してみようかな……初めてそう思えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ