表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/95

第三十四話 会議

「奴らはどうなった? 処理出来たか?」


「……いや、まだです。二人共協力出来ずに弘成と烈王に処理されました」


「……くッ…………‼ まあいいだろう……」


「……」


 俺は今、『怪物』共の会議とやらに参加している。奴らの想定外の強さに驚いた()鹿()が緊急で開かれたものだ。


「……残りは『セイギ』に『カイ』、『トオル』と『サイコ』か……うーん」


「? そいつら誰ですか?」


「……オレがカイだ」


「いやᴡアンタじゃなくて『トオル』と『サイコ』ってどっちだよ?クソガキみたいな方と女のよ」


「私が『サイコ』。透明のやつが『トオル』。こっち側なら覚えておきなさい」



「……トオル。お前は彼らと接触したようだがどうだ?誰か殺せたか?」


「えーっと何人か自滅して死んだ。さっきの二人と他の能力持ちが二人生きてる」


「……人間を二人()()させた。トオル、お前もすぐに戻って奴らを殺せ」


「は? 面倒くせえなー、つか勝手に派遣するとか無能すぎ……」


「いいから黙っていけよ」


「あ? 何先輩ぶってんだよセイギ様よぉ?」


「……」


「もういい解散。トオルは烈王達を協力して殺せ。他の怪物は自由に人間を殺せ。もしトオルが失敗した場合は『虎羽(トラバネ)』は()()の様子を見て()と共に烈王達を殺害した後、ここまで運んでくれ」


「「了解」」



 サイコとカイが返答し、他の怪物も立ち上がり、いつの間にかその場から消えた。



「なあアンタ」


「なんだい?虎羽君」


「アンタ俺達に勝機あると本当に思ってんのか? 怪物側が不利すぎる。もう補欠も居ないだろ」


「彼らが人を殺す事ができないとでも?」


「……どいつもこいつも舐めやがって」


「ふっ……頼んだよ、〈能力共有(虎羽)〉君」



 俺は指揮官を背に、この地下から抜け出した。

 恐らくトオルも失敗する。その時の為、今の内に向かうしかない。()()はすっかり溶け込んでいるようだ。奴が生き返り次第実行する。






 * * *

 町を歩く。ここらへんは怪物共が殺している為既に俺以外の人はいない。

 ……そう思っていたが、近くから人の気配がする。それも二人だ。加えて殺気まで放っている。俺の能力上相手が能力者なら一撃喰らわないといけない。だから、敢えて気付かないふりをしている。



「さようなら!」



 砂が舞い、俺に向かってくる。



「ッッ!」



 相手は能力者で間違えない。問題はもう一人だが。



「おい声先に出すな」


「ふふ、ごめんごめん」


「おーし、今から殺してやるぜ」



 チャラチャラした男女。女の方の能力か。男は拳の骨を鳴らしながら距離を詰めてくる。俺が能力者だと知らずに。

 女の能力もどんな物かわかった。早く、ドンドンと俺に距離も詰めてくるがいい。



「逃げねえとは偉いな? だが死ねェ!」



 顔を殴られる瞬間に女の能力を使い、軽減する。俺は吹き飛ばされ、壁に打ち付けられたが、拳の直撃は避けられた。



「お前らの能力、大体分かったぜェ」


「何言ってんだお(めぇ)


「お前は前菜なんだよ!」


「…………そうか、お前らが派遣か」


「あ?」


「なんかウザいから殺してやる」



 男の能力は攻撃した場所に衝撃波を放つ。女の能力は砂を操るに違いない。


 男がまた直線上に突っ込んでくる。砂を操り、壁にする。男の拳によって砂は吹き飛ぶが、俺には当たらない。懐に入った俺は完璧な一撃を与え、近くの建物の硝子に男は吹き飛ばされた。



「なっ……なんで」


「お前らのような二流に負けるわけがねぇよ」


「これはどうかな?」



 女が突っ込んでくる。全く馬鹿だな。

 俺は空を殴り続ける。



「そんな事して何の意味が……」



 衝撃波は女に鋭く突き刺さる。六度程打ち込まれた女は壁に叩きつけられ動かない。



「グ……ぁ」


「これ以上は無理だな。さっさと雑魚共は弘成達を殺しにいけ」


「あな……た……誰……」


「こんな場所でカモでも探してんならさっさと造坂に行け。命令じゃないのか?あいつらを殺せって」


「……」


「ああそれと、ありがとうな」



 これで二人の能力を扱える。どちらもそこまで強くはないが相性が良い。

 この2つと()の持つ能力さえあれば俺は。

 最強になれる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ