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救いの扉
救いの扉を閉めているのは何か?
巨人だ。邪悪なる巨人が立ちはだかっている。
通り抜ける者に憤りを抱きながら。
通ろうとする者に憤怒をぶつけながら。
だからこそ、我々は巨人を倒さねばならない。
人類を救出するために。
我々の叡智の結晶を詰め込んだ最終兵器の力によって。
邪悪なる巨人を倒すべきなのだ。
娼婦教会から奪い取った財力と滅びの予言から抜け出すためにも。
救いの扉を閉めている巨人を倒すのだーー。
ーーそう言って彼らは巨人に突撃していきました。
ですが、彼らの力では憤怒の巨人を倒すことは叶いませんでした。
なぜなら、彼らは自分たちの力のみに頼っていたからです。
彼らが巨人よりも遥かに凌駕している存在に思いを向けていれば、救いはあったのでしょう。
しかし、彼らは救いの扉に入ることはありませんでした。
残念なことに、邪悪な巨人と共に滅びを迎えることになったのです。
残酷なことでしょうか。そうかもしれません。
ですが、過ぎ去ったことに感傷に浸っている場合ではありません。
救いの扉のさらなる先へと、向かうべきなのですからーー。
《終》




